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特集記事【2020年12/20日号】

皆様ご存じのとおり、今年は類まれな年末年始となりそうです。新型コロナウイルスの感染防止のため、JR東日本や東京メトロ、京急など鉄道会社が大晦日〜元旦の終夜運転を中止。毎年多くの人々でにぎわう、明治神宮も終夜参拝を取りやめました。

日本人の心情として、初詣には行きたいもの。しかし今年に限っては、混雑する時期や時間帯を避け、ソーシャルディスタンスを取ることを心掛けながらの参拝が大切です。

そのうえで、今年の干支である"丑"にちなんだパワースポットをご紹介いたしましょう。

三が日でなくても、たとえ1月でなくとも、スポットが持つ凛とした"氣"は健在です。ともすれば心が折れそうになる日々だからこそ、"氣"をもらい、心健やかに過ごしましょう。

北野神社は、学問の神様である菅原道真公を祀る神社。菅原道真公といえば福岡の太宰府天満宮、京都の北野天満宮が有名ですが、全国各地に"天神さま"が鎮座しています。東京都文京区にある「牛天神 北野神社」もそのひとつです。

鎌倉時代、源頼朝がこの地にあった岩に腰かけて休息をとった際、夢に"牛に乗った菅原道真公"が現れ、「ふたつの喜びが訪れる」と予言なさったとか。実際その翌年に喜ばしいことが2つあったことから、創建に至ったそうです。ちなみに菅原道真公は牛とのゆかりが深いもの。お亡くなりになった際、「遺骸は人に曳かせず牛の行くところにとどめよ」という遺言のとおりに事を運んでいたところ、牛が途中で座り込んでしまい、やむなく付近の安楽寺に埋葬したと伝わっています。このため、全国各地の"天神さま"では、座り込んだ「臥牛」の像が多くみられます。

同神社を訪れる人びとが集うのは、以前からここにあった、牛の形をした御神体の岩「ねがい牛」です。その名の通り、撫でることで願いが叶うといわれています。なお、境内のお水で濡らしたガーゼで、そのねがい牛の口元を触ってビニール袋などに入れて持ち帰り、寝るときに枕の下に入れると、2つの願いが叶うといわれています。

ちなみに、境内にあるご神木は、樹齢100年超の木斛(もっこく)。こちらもねがい牛と同様に、真剣に心を込めて願い事をすることで成就するとのことです。

石段を上がるやいなや、静謐な空気が漂う牛天神 北野神社の境内は、パワースポットと呼ぶにふさわしい空間です。ぜひ、混雑する時期を避けてお参りに訪れてみてはいかがですか。
■牛天神 北野神社
 ホームページ:http://ushitenjin.jp/
次にご紹介するのは埼玉県飯能市、その山間にある竹寺。正式名称は医王山薬寿院八王寺です。パワースポットとみなされる山岳信仰の地として、千年を超える歴史があります。もともと、天安元年の丑年に慈覚大師がこの地を訪れた際、いまのように疫病が流行しており、この地を大護摩の秘法を修める道場としたことが始まりとなっています。

このお寺のご本尊は牛頭天王(ごずてんのう)。インド祇園精舎の守護神といわれ、密教や道教、陰陽思想とも深く関わってきた神様です。日本では、かの有名なスサノオノミコトと同体とされています。

牛頭天王イコール、スサノオノミコト。いわゆる神仏習合となった神様ですが、明治時代になって神道は神道、仏教は仏教と、くっきり区分けをしようとする神仏分離の政策が取られました。結果、さまざまなお寺が破壊されましたが、竹寺はいまもなお、神仏習合が守られている、ごく少ないお寺のひとつです。

そのご利益は、疫難消除、除災招福、出世開運。境内には牛頭明王のブロンズ像が鎮座していますが、本殿には木造の牛頭天王坐像が祀られています。この扉は丑年のみの御開帳。つまり2021年が、12年ぶりの御開帳となります。また、竹寺の象徴的存在といえる、本殿の登り口鳥居に設けられた「茅の輪」にも注目。これをくぐることで災難除けとなるそうです。

さらに、竹寺は本格的な精進料理を味わえることでも知られています。食事は予約制。住職の法話を聞き、一品ずつ説明を受けながら食べることが可能。タケノコが生え始める春におすすめです。

竹寺を経由地としたハイキングコースも多い周辺の自然を満喫しながら、お参りしてみてはいかがでしょう。
■竹寺
 ホームページ:http://www.takedera.com/
最後にご紹介するパワースポットは、東京・北品川にある明鏡山善行院 養願寺です。

十二支の"守り本尊"をご存じでしょうか?これは、干支それぞれに特定のご本尊があるというもの。たとえば2020年の場合、子(ね)年生まれの人と12月生まれの人は、千手観音菩薩に守護してもらえます。丑年・寅年生まれの人と、1・2月生まれの人の守り本尊は、虚空蔵菩薩。一般には、知恵を授かる仏様として古来より信仰を集めてきました。

養願寺の本尊は、この虚空蔵菩薩です。お子さんが13〜15歳までにお参りすると、福と徳と知恵を授かれる「十三詣り」の信仰とも結びつきが深く、春と秋の大祭では多くの人々がお参りに訪れています。

お寺は閑静な住宅街の一画にあり、とてものんびりとした雰囲気。皆さまご存じの布袋様も鎮座しています。実は養願寺は、北品川から大森まで、4.5qほど旧東海道を歩く「東海七福神」のひとつでもあります。また、同寺の「木造不動三尊像」「銅造阿弥陀如来立像」は品川区指定文化財に指定されていますので、こちらもお見逃しなく。

なお、周辺はぶらりと散策するのにもおすすめ。開発が進む品川の地にあって、北品川は風情のある商店街が残り、ゆったりとした時間が流れている印象を受けます。

商店街からお寺へと続く「虚空蔵横丁」は、現在も残る旧東海道の横丁のひとつ。江戸から続く名物の品川丼を出す寿司屋などが並んでいます。銭湯の前の煉瓦塀は、古き良き風情を漂わせるこの横丁の象徴的存在。さらに木造住宅や長屋、手押しポンプ井戸など、ちょっとした見どころも豊富です。

パワースポットへのお参りがてら、この界隈を散策してみてはいかがでしょう。
■明鏡山善行院 養願寺(しながわ観光協会)
今後の特集の参考にさせていただきます。
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