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特集記事【2021年9/20日号】

1日が「防災の日」ということもあり、9月はメディア等でもしばしば防災関連の情報が取り上げられます。「天災は忘れた頃にやってくる」と言いますが、毎年9月だけでも意識を高め、準備しておけば、まったく対策しないよりも格段に効果があると思われます。

しかしながら、現在はコロナ禍です。各市町村も、いざというときに備え、避難所が極力"密"にならないよう工夫と準備をしています。

「まず命を守る」ための行動をすべきなのは、たとえコロナ禍であっても変わりません。

その一方で、現在は災害情報のガイドラインが改定され、自宅で避難生活を送る「在宅避難」という選択肢が加わりました。

これは一体、どのようなものなのか?どんな準備をすべきか?災害に備える食料品ストックのトレンドも含めてご紹介しましょう。
豪雨や地震などの災害時には、その程度によって避難すべきかどうか、さまざまな情報が発令されます。その情報のガイドラインが今年5月に改定されたことをご存じでしょうか? 以前ですと、ニュースで「避難命令」「避難勧告」などと表現されていましたが、どの段階から避難すべきなのか、少しわかりづらいと感じている方もいらっしゃるのでは?そのため現在、「避難勧告」や「避難準備」という言葉は廃止され、シンプルに以下のような5つのレベル分けがされています。
 
【警戒レベル1】 早期注意情報(気象庁発表) 心構えを高める段階です。
情報を得て、今後の成り行きをイメージします。
【警戒レベル2】 大雨・洪水・高潮注意報(気象庁発表)
避難行動の確認が求められる段階です。
【警戒レベル3】 高齢者等避難 避難に時間のかかる高齢者や障がいのある人は、
このタイミングで避難します。
【警戒レベル4】 避難指示 この「レベル4」までに、
危険な場所から全員避難する段階です。
【警戒レベル5】 緊急安全確保 すでに安全な避難ができず、命が危険な状態。
この発令を待ってはいけません。
 
この改正のキモは「警戒レベル4」までに、発令された区域は避難する必要があることです。ただし、例外もあります。法改正の前は、立ち退き避難が発令された区域では、マンションの高層階に住む方もすべて避難対象でした。改正後は、浸水想定地域内のマンションの低層階や戸建てにお住いの方のみに避難指示を出すことが可能になっています。

つまり、豪雨などで川が氾濫する危険があるけれど、その影響を受けにくいマンションの高層階などの居住者については、自らの判断で自宅にとどまることができるというもの。これを「屋内安全確保」と言います。すなわち「在宅避難」です。

現在はコロナ禍により、避難所の"密"を避ける意味で、在宅避難という言葉が注目を集めています。しかしながら「どんな警戒レベルであってもコロナが怖いから避難所には行かない」という姿勢は禁物。まずは自らの住居が「屋内安全確保」が可能かどうか判断し、災害時には的確に情報をキャッチすることが大切となります。お住いの市区町村の防災ホームページなどで一度確認しておくことをおすすめします。

さらに、在宅避難は自宅の倒壊や浸水、流出などの危険がない場合に自宅で生活する方法ですが、停電や断水など、普段通りの暮らしができないことも多々あります。

準備したいものは、まず食料と飲料。ライフラインが復旧するまでの3日間を想定し、用意しておきましょう(詳しくはこの後、ご紹介しています)。そして、ガスや電気が止まったときに備えてカセットコンロやガスボンベ。これは冬場の鍋料理などのために、すでにお持ちの方も多いかと思います。

地震や台風などでガラスが割れてしまった時を想定すると、室内履きとして使用するスニーカーや、充電式の掃除機、割れた細かいガラスを取り除くガムテープなどの準備もしておきたいところです。情報入手手段としては、携帯ラジオやスマートフォンの充電器。乾電池式やソーラー充電機能、手動充電機能などがあると望ましいです。

そして、外せないのがトイレ対策です。いつものように使用できない場合、とても苦労します。ドラッグストアやホームセンターなどで、凝固剤タイプや吸収シートタイプのものをストックしておきましょう。

トイレに行きたくないからといって、水分摂取を我慢してしまう傾向がこれまでの被災者でもみられましたが、健康を害してしまう可能性があるため、なんとしても避けたいところです。

なお、避難所に行く、行かないにかかわらず、不織布マスクや消毒剤、石鹸、体温計などはしっかり備蓄しておきましょう。
在宅避難となると、食料は自ら確保しなくてはなりません。「急いで確保しなきゃ!」とスーパーやコンビニに走ると、そこで"密"になって感染リスクが高まります。そうした昨今の事情も踏まえ、注目を集めているのは「ローリングストック」という考え方です。

ローリングストックとは「回転させながら備蓄する」という意味です。まずは、賞味期限の間に飲んだり食べたりできる量を目安に購入して「備える」。次に、それらを普段通り、消費期限が早いものから「食べる・飲む」。そして、なくなる前に「買い足す」ことでストックの量を一定に保つ。これがローリングストックです。「言葉は知らなかったけれど、以前から実践している」という方も多いかもしれません。

備蓄品を購入し、そのまま置きっぱなしにすると、いつのまにか消費期限が切れてムダが出てしまいがちです。消費期限が切れているかどうか、定期的にチェックする手間も生じます。

一方で、ローリングストックによって普段から食べたり飲んだりしているため、いざ災害時にも"非日常食"というイメージではなく、日常食だと心が認識します。過度のストレスが生じる災害時において、この"日常感覚"は、とてもありがたく、落ち着きをもたらしてくれることでしょう。 ただ、想像してみてください。「カンパン」をローリングストックしたいですか?確かにカンパンは優れた保存食ですが「普段は食べたくないなぁ」と考える方が多いかもしれません。そのため、ローリングストックに向いているのは、保存がきくと同時に普段食べていて違和感がなく、さらに「美味しい(=災害時に心が癒される)」ものです。

現在は、ある程度保存がきく多彩な食料品が販売されています。まずは、アルファ米。炊き上がったご飯から水分だけが抜けたお米で、主にレトルトパッケージで販売されています。フリーズドライと違って冷凍させずに乾燥させるため、素材の構造が崩れにくく、お米などに適しています。災害時にはお湯を注ぐだけで、しっかりした噛み応えと食感がよみがえります。

また、時間はかかりますがお水でも作れることが備蓄品向きです。
■アルファ米
そして、災害の程度によっては交通網が遮断され、生鮮食品が手に入りにくい状況になることも考えられます。

3日で復旧すればよいですが、その後も在宅避難生活が続くと、ストレスが重くのしかかってきます。そこで野菜ジュースや野菜たっぷりのスープがセットになった「野菜の保存食セット(カゴメ)」などがおすすめ。

また、肉や魚も不足しがちとなりますので、これらのレトルト食品や缶詰なども重宝します。
■ローリングストック(カゴメ)
また、昨今ではカップケーキやチーズケーキ、ガトーショコラなどのスイーツの缶詰も登場しています。お子さんのいるご家庭はもちろん、大人にとっても災害時の甘味は、緊張した心を解きほぐしてくれます。

トーヨーフーズのスイーツ缶の賞味期限は、製造日から36か月。常温で3年間保つことが可能です。自宅で定期的に食べてもよいですし、キャンプなどのアウトドアレジャーで食べるのもいいですね。

備蓄が減ってきたら、ローリングストックの考え方で買い足しましょう。
■スイーツ缶(トーヨーフーズ)
また、ローリングストックの「サブスク」を展開しているのが、「カップヌードル」でおなじみの日清食品です。 日清食品のサブスクは、申し込むことで「カップヌードル」をはじめとする9食が3か月ごとに届きます。そして、初回には商品を災害時にも美味しく食べられるよう、カセットコンロやボンベ、5年保存水&計量カップ、片手鍋、3WAYソーラーライト、フォーク&軍手、リュックベルト2本がセットになって届く仕組みです。

ちなみに商品の9食は「カップヌードル」各種や「どん兵衛」、「カレーメシ」や「ハヤシメシ」などの中から自由に組み合わせてリクエストできます。

サブスクであれば、消費期限チェックや買い忘れが生じず常に備蓄がある状態を維持しやすくなります。なにより、災害時には温かいご飯が心を潤すもの。さらに日常ではキッチンでお湯を沸かして食べられますが、初回のセットも一度は利用しておくことで、予行練習となります。

ご家庭の人数やお好みに合わせ、ローリングストックでの食料調達を一度考えてみてはいかがですか?
■カップヌードル ローリングストック(日清食品)
今後の特集の参考にさせていただきます。
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