イルミネーションは「LED電球が何個使われているか」で、その規模を語られることが多いかもしれません。しかし、ロケーションなどによって「スケールが大きい!」と感じるスポットも、心を打つチカラがあります。そんなスポットを2つご紹介しましょう。
まずは千葉県富津市の「マザー牧場」です。ご存じの方も多いと思いますが、マザー牧場は動物との触れ合いはもちろん、一面の花畑や味覚狩り、遊園地、アドベンチャー、手作り体験から宿泊まで、多彩なレジャーが楽しめるスポット。一方で、あまり知られていないのが、景色の美しさです。
マザー牧場がある鹿野山(かのうざん)からは、房総半島の山々はもとより、東京湾、さらに空気が澄み渡る冬は富士山などの雄大な景色を一望することができます。だからこそ、この地で行われるイルミネーションは格別です。
今年のイルミネーションイベント「光の花園」は、すでに土日祝日に開催中で期間は2022年2月27日(日)まで。2021年12月24日(金)から2022年1月5日(水)の期間に限っては毎日開催となります。
なお、土日祝日の開催期間内には休園日もありますので、事前に公式サイトをチェックしてからお出かけください。
「光の花畑」エリアは、野一面がイルミネーションで埋め尽くされたエリア。遮るものがなく、シンプルに光の美しさを楽しめます。なお、ここから東京湾の夜景を一望することもできます。他にも、円型チューブのイルミネーショントンネルや、花を使った花文字イルミや高さ約2mのフラワードレス、ハートのベンチなど、写真を撮りたくなるスポットもふんだんにあります。LED球の数の多さだけでなく、ロケーションの良さも合わさって、壮大なスケールを生み出している印象です。
次なるスポットは、神奈川県愛甲郡清川村で開催される「第35回 宮ヶ瀬クリスマス みんなのつどい〜宮ヶ瀬光のメルヘン〜」です。2021年12月4日(土)から12月26日(日)までの開催です。
丹沢の山々の北東、自然豊かな宮ヶ瀬ダムの湖畔がその舞台。この地をおすすめする理由は、"ジャンボクリスマスツリー発祥の地"を提唱しているところです。しかも、モミの木はイベントに合わせて運んできたものではなく、この地に自生している自然の木。高さ30mを超えるモミの木が、約1万球の電球でライトアップされます。
また、電球をじかに幹に付けるのではなく、木が傷まないように傘のようにして照らしている配慮・心意気にスケールの大きさを感じます。光が主役ではなくて、あくまでもモミの木が主役!といった印象です。
また、宮ヶ瀬湖や湖畔園地を見渡せる高台に位置する「水の郷商店街プロムナード」にも「光のメルヘン」の演出として約50万球の電球でライトアップされます。ジャンボクリスマスツリーを見下ろすイチに設置された「幸福の鐘」もイルミネーションで彩られ、フォトスポットとして例年人気です。
温かいご当地フードやドリンクなどの飲食店や屋台も立ち並んでいるので、ホッと一息つきながら聖夜をお楽しみください。日時によっては花火の打ち上げも行われます!