新緑が目に眩しい都会のオアシス、明治神宮外苑。お散歩にはうってつけのエリアです。
そこから表参道・原宿方面に足を延ばして外苑西通り、通称"キラー通り"を歩くと見えてくるワタリウム美術館をまずご紹介しましょう。
1972年に前身であるギャラリーがオープンし、1990年に私設美術館として開館。館名は初代館長である和多利志津子氏、キュレーターの和多利浩一氏の苗字からとったもの。
お二人は、今でこそ様々な場所で見かけることができる世界の現代美術を、いち早く日本に紹介した人物として知られています。
コンクリートと御影石を駆使した建物の設計は、サンフランシスコ近代美術館やイタリアのスカラ座等を手掛けた世界的な建築家、マリオ・ボッタ氏によるもの。
地上5階建てで、1階と地下にミュージアムショップ「オン・サンデーズ」が入っています。
5月15日(日)まで開催されている企画展は「視覚トリップ展〜ウォーホル、パイク、ボイス 15人のドローイングを中心に〜」です。
今や現代美術を代表するアーティストたちの同館コレクション作品を中心に展示され、アートな視覚体験を楽しむことができます。
アンディ・ウォーホルの初めてのドローイング集「サムという名の25匹の猫と青い子猫ちゃん」をはじめ、ナムジュン・パイクが描いた、笑っているテレビ、泣いているテレビのドローイングなど約60点、キース・ヘリングの「無題(トルソ)」。
さらにヨーゼフ・ボイスが東京で描いた黒板ドローイング「コンティニュイティ(連続性)」など、ドローイングやペインティング作品、計160点あまりが展示されます。
美術館を楽しんだ後は、表参道方面へ。裏道にはオシャレなカフェやアートショップ、本屋さんが点在しています。外苑前で自然を満喫し、美術館を楽しみ、カフェで落ち着いたひとときを過ごす休日散歩はいかがですか?