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特集記事【2022年5/20日号】

新鮮な野菜や魚介類、地域の特産品、さらには雑貨やアクセサリーなども並ぶマルシェは、足を運ぶだけでどことなく心がウキウキしますよね。

昨年まではコロナ禍により中止を余儀なくされるケースも多かったですが、今年になってようやく、ブース同士の距離を開けるなどの対策を施して開催されるところも増えてきました。

そこで今回は、首都圏で開催されるマルシェや朝市をご紹介。近年は公式ホームページやSNSなどでこまめに入荷情報等を発信している出店者も増えています。

お気に入りのマルシェがあれば、ぜひそれらもチェックして、お気に入りの食材を手に入れる《マルシェな暮らし》を始めてみてはいかがですか?

まず最初にご紹介するのは、東京・有楽町の有楽町駅、銀座一丁目駅からすぐのところにある東京交通会館です。

終戦直後、この界隈には「すし屋横丁」と呼ばれるバラックや闇市場が開かれ、活気に満ち溢れていました。近年は各都道府県のアンテナショップが軒を連ねていることで脚光を浴びましたが、現在はそこにプラスしてマルシェ=市場が開かれています。

「交通会館マルシェ」は、全国からセレクトした生産者が自信を持っておすすめしている産地直送の野菜やお米、果物など、体に良くて美味しい食材が並ぶ市(いち)。会場となるのは同館の1階ピロティです。

平日は「プチマルシェ」と称し、約5店舗が12:00〜18:00の時間帯に出店しています。毎週土曜・日曜・祝日は「マルシェ」として20〜25ブースが出店。11:30〜17:30の開催です。なお週末の出店者は公式ホームページに情報がアップされるため、チェックしてからお出かけするのもおすすめです!

出店者のひとつ「雪國商店」さんは、上越妙高地域の食材や名産品が並ぶお店。

会館内にもテナントを持ち、現在はおにぎりの具にピッタリな「ふきみそ」や「かんずり漬 しその実」、BBQにおすすめの「焼きソーセージ」など、行楽シーズン向けの品々を取り揃えているほか、今年採れた新よもぎを使った「笹だんご」や、雪室で貯蔵する銘酒「雪中梅」等、地域の名産品を買うことができます。

5月28日(土)と29日(日)は同館のマルシェにも出店。採れたてのアスパラガスや、わらび、ふき、姫たけなど季節ものの山菜を販売予定です。 新鮮な直送野菜やフルーツ、名産品をお仕事帰りや休日に、ぜひ交通会館マルシェで手に入れてみてはいかがですか?
■交通会館マルシェ
ホームページ:https://kotsukaikan-marche.jp/
ちょっと頑張って早起きして出かけると、その周辺だけ朝とは思えないテンション&活気に満ち溢れている…それが「朝市」の魅力です。

関東圏の朝市として有名なのは、神奈川県三浦市で毎週日曜に開催されている「三崎朝市」です。営業時間は早朝5:00〜8:30。お住いの地域によっては"かなり頑張って早起き"しないと厳しいかもしれませんが、一度は足を運んでいただき「早起きした甲斐があった!!」と感じてもらいたい朝市のひとつです。

三崎朝市の目玉は、なんといってもマグロ。三崎の漁業は室町時代に始まり、昭和初期にはマグロ漁が活況となりました。現在は近隣の食堂、レストラン、寿司店、割烹料理店など、多彩な飲食店で趣向を凝らしたマグロ料理が楽しめます。

朝市では、トロや赤身の切り身はもちろん、他では手に入りにくいテールやホホ肉もリーズナブルで人気です。さらにご飯のお供にピッタリな角煮や照り焼き漬などの加工品もバラエティ豊か。また、その日に獲れた地魚も魅力。どんな魚が並ぶか、その日にならないと分からないところは朝市ならではといえます。ちなみに魚介類だけでなく、地元で採れた新鮮な野菜やお花も並んでいます。

お腹が空いたら、市場めし。人気なのはやはり「まぐろのぶっかけ丼」や「漬け刺し丼」などです。昨今は海鮮丼を出すお店が街の至るところにありますが、ワンランク上の本場の美味さをぜひご堪能ください。ホコホコとしたもち米の味わいも美味しい「トロちまき」もおすすめです。

昼までゆっくりとこの界隈の散策や観光を楽しむ方は、ランチタイムに近隣各店で提供しているご当地B級グルメ「三崎まぐろラーメン」にぜひトライしてみてください。マグロのトッピングはもちろん、マグロのカブトや中骨などで取ったスープの奥深い味わいも魅力です!
■三崎朝市協同組合
ホームページ:https://misaki-asaichi.com/
人が集う場所にマルシェあり。かつて河川は、重要な交通網として物流や移動に利用され、船着き場周辺は常に賑わいをみせていました。東京を代表する河川、隅田川もそのひとつ。現在は「隅田川テラス」として、両岸約47kmのうち約28kmの区間で整備され、都会の貴重な水辺空間として様々な用途で利用されています。そのひとつが「隅田川マルシェ」です。

このマルシェが始まったのは2019年のこと。当初は約40店舗ほどの出店でしたが、回を重ねるにつれて大きなマルシェに成長。川べりのお散歩を楽しみつつ、マルシェも満喫できるとあって、開催日には多くの人びとが集うようになりました。これまで両国や越中島、清洲橋、浅草花川戸など各所で開催されています。

直近の隅田川マルシェは6月5日(日)の10:30〜15:00に、両国にて開催されます。オシャレな雰囲気のテントがいくつも並び、食品や加工品をはじめ、ご当地グルメの鴨カレーパンなどフードも充実。カフェやビアバーなども軒を連ねます。ヴィーガン料理のお店や有機栽培の野菜を利用した食品など、ヘルシーなものも多く並びます。

また、参加型の雑貨ワークショップがあったり、お相撲さんグッズや風呂敷のお店など、この界隈らしいショップが出店していたり、アコーディオン奏者やジャグリング等のパフォーマンスもマルシェに彩りを添えています。

両国会場は、ちょうど両国国技館の裏手に流れる隅田川沿いです。なお、「マルシェに船で出かける」という体験ができるのも隅田川ならでは!直近の会場となる両国には船着き場が2つあり、大きいほうが水上バス「水辺ライン」の発着場です。

水上バスを使うことで、越中島や浅草(二天門」からも会場にアクセスできます。散策の幅が広がると同時に、ワクワク感も高まりますよ!
■隅田川マルシェ
ホームページ:https://www.sumidagawa.market/
今後の特集の参考にさせていただきます。
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