次は埼玉県秩父市のパワースポットを2つご紹介。まずは秩父今宮神社です。
ここで祀られているのは「龍神」。龍神が祀られるには「霊山がある」「洞がある」「湧き水がある」という3つの条件があるといわれ、この地には「武甲山」「龍神木の洞」「龍神池」と揃っていました。そのため、修験道の開祖だった役行者(えんのぎょうじゃ)は、ここに「八大龍王」を祀ったといわれています。そのため、この神社は「八大龍王宮」とも呼ばれています。
境内にある巨大なケヤキの木が「龍神木」。この木の上に大きな洞があり、龍が棲んでいると言い伝えられてきました。木を見上げるだけで、そのパワーがひしひしと伝わってきます。また、境内の「龍神池」は、龍神の仮の姿である「霊泉」が湧き出るところ。毎年4月にはこの水を用いて、秩父地方の五穀豊穣を祈る田植え神事が行われています。池のほとりに立つ神木のふもとには龍上観音(龍神観音)が鎮座しており、縁結びや出世などの御利益があると伝えられてきました。
もうひとつ、秩父で龍にちなんだ地といえば、関東でも屈指のパワースポットとして広く知られている三峯神社です。
標高約1,100mに鎮座する神社は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の創建といわれており、秩父神社・宝登山神社と並んで秩父三社に数えられています。富士山と東京を結ぶライン、大地の"氣"が流れる龍脈の上に位置していると同時に、強い氣が流れ込む龍穴でもあるといわれていることが、パワースポットとしての知名度に繋がっています。
また前回の辰年にあたる2012年、拝殿前の石畳に龍の姿が浮き出てきたと話題になり、スマホで撮影して待ち受け画面にすると縁起が良いと話題になりました。ぜひその姿を眺めにいってみてはいかがですか?