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特集記事【2023年12/20日号】

一年が経つ早さをいちばん感じる季節になりました。今年は長らく続いていたコロナ禍が明け、旅行やお出かけを楽しんだ方も多かったのではないでしょうか。

2024年も元気に、健やかに色々なことを楽しみたい!そんな方へ向けて、毎年恒例のパワースポット特集をお届けします。

2024年は辰年ということで、今年は"龍"にちなんだ霊験あらたかなパワースポットをご紹介するほか、大地を流れる"氣"の通り道といわれる「龍脈」の上に位置するスポット、 福を招く大黒様を祀る神社などのおすすめスポットをご紹介します。

年の初めはパワーを養い、運気を上げるスポットへ出かけてみませんか?

まずご紹介するのは、東京都西東京市にある田無神社です。創建は鎌倉時代。祭神は、級津彦命(しなつひこのみこと)・級戸辺命(しなとべのみこと)、大国主命です。

大国主命は出雲大社など各地で祀られていますが、その他の神様はご存じない方もいらっしゃるはず。この二柱は龍田大社や伊勢神宮の風日祈宮などで祀られる"風の神様"で、現在は五行思想に基づき"五龍神"として境内の各所で祀られ、信仰を集めています。

東京都指定文化財に指定されている本殿には「金龍神」。東の方角を守るところには「青龍神」。生命力に満ちた"春"の象徴でもあり、さらなる成長や発展に御利益があるとされています。南を守り"夏"の象徴でもある位置には「赤龍神」。勝負運などの願掛けはここで行いましょう。西を守り"秋"を意味する位置には「白龍神」。縁結びや金運向上、収穫の御利益です。そして、北を守り"冬"を意味する位置には「黒龍神」。健康祈願のパワースポットです。

他にも、龍の顔と、握っている玉を撫でながら祈願すると成就するといわれる「撫龍」や龍神池など、境内は龍の像でいっぱい!まさに辰年にふさわしいパワースポットといえるでしょう。

また、境内で販売されているお守りにも龍がデザインされています。さらに注目したいのが、おみくじ。10種以上のおみくじがありますが、令和5年1月からデザインがリニューアルされた「新五龍神みくじ」は可愛さバツグン!

龍の陶器の中におみくじが詰められていて、もちろん陶器は持ち帰ることができますよ。

都心からアクセスしやすい田無神社の五龍神を、ぜひ拝みに行ってみませんか?
■田無神社
ホームページ:https://tanashijinja.or.jp/
次は埼玉県秩父市のパワースポットを2つご紹介。まずは秩父今宮神社です。

ここで祀られているのは「龍神」。龍神が祀られるには「霊山がある」「洞がある」「湧き水がある」という3つの条件があるといわれ、この地には「武甲山」「龍神木の洞」「龍神池」と揃っていました。そのため、修験道の開祖だった役行者(えんのぎょうじゃ)は、ここに「八大龍王」を祀ったといわれています。そのため、この神社は「八大龍王宮」とも呼ばれています。

境内にある巨大なケヤキの木が「龍神木」。この木の上に大きな洞があり、龍が棲んでいると言い伝えられてきました。木を見上げるだけで、そのパワーがひしひしと伝わってきます。また、境内の「龍神池」は、龍神の仮の姿である「霊泉」が湧き出るところ。毎年4月にはこの水を用いて、秩父地方の五穀豊穣を祈る田植え神事が行われています。池のほとりに立つ神木のふもとには龍上観音(龍神観音)が鎮座しており、縁結びや出世などの御利益があると伝えられてきました。

もうひとつ、秩父で龍にちなんだ地といえば、関東でも屈指のパワースポットとして広く知られている三峯神社です。

標高約1,100mに鎮座する神社は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の創建といわれており、秩父神社・宝登山神社と並んで秩父三社に数えられています。富士山と東京を結ぶライン、大地の"氣"が流れる龍脈の上に位置していると同時に、強い氣が流れ込む龍穴でもあるといわれていることが、パワースポットとしての知名度に繋がっています。

また前回の辰年にあたる2012年、拝殿前の石畳に龍の姿が浮き出てきたと話題になり、スマホで撮影して待ち受け画面にすると縁起が良いと話題になりました。ぜひその姿を眺めにいってみてはいかがですか?
■秩父今宮神社
ホームページ:http://www.imamiyajinja.jp/
■三峯神社
自然が創り出した不思議な風景を「奇景」と呼んだりもします。「日本三大奇景」に数えられているのが、香川県小豆島町の「寒霞渓(かんかけい)」、大分県中津市の「耶馬渓(やばけい)」、そして今からご紹介する群馬県の「妙義山」です。

岩壁がそびえ、奇岩が立ち並ぶその姿は、はるか昔の縄文時代から"神の山"と信仰を集め、江戸時代にも参拝登山で足を運ぶ人も多かったのだそう。その信仰の中心となっているのが、妙義山の主峰、白雲山の山麓に鎮座している妙義神社です。

色鮮やかな朱色の総門をくぐり抜け境内に足を踏み入れると、厳かな空気が漂っています。精緻な彫刻が施された唐門の先に鎮座する本社は、重厚感たっぷりの黒漆塗権現造り。国の重要文化財に指定されています。名匠によってつくられた伝統工芸品のようなたたずまいが美しいですよ。

もうひとつ、近場に立ち寄りたいパワースポットがあります。妙義山のふもとに広がる森林公園「さくらの里」のとなりに位置する妙義山・中之嶽(なかのたけ)神社です。

こちらは大黒様がいる神社。その姿は「日本一のだいこく様」を謳っており、高さは20m、重さは8.5tで7階建てのビルに相当する迫力!金色に輝く巨大な大黒様が妙義山に映えています。

一般的に大黒様は小槌を持っていますが、同神社の場合は日本でも数社しか祀られていない、剣を持つ大黒様。従来の福徳を授ける御利益に加え、この剣による厄払いの御利益もあるとされています。また、"元気・ヤル気"といった気力を出させてくれるスポットとしても知られていますので、2024年を元気に過ごしたい方はぜひお参りしてみてください。
■妙義神社
ホームページ:https://www.myougi.jp/
■中之嶽神社
ホームページ:https://www.nakanotake.com/
今後の特集の参考にさせていただきます。
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