続いての舞台は東京のベイエリア。築地と豊洲、新旧の魚河岸を歩き訪ねるコースです。歩いたとしても小一時間の中に見どころがたくさんあります。
スタートは築地から。80年以上にわたって食文化を支えてきた築地では、現在「築地場外市場」が賑わっています。
鮮魚をはじめ果物、精肉、乾物、干物、調味料に調理器具、さらには飲食店まで、400を超えるお店が軒を連ねています。賑わいを楽しみたい場合は午前中に訪れて、早めのランチをここで楽しむのがおすすめです。
築地のもうひとつの見どころといえる築地本願寺も訪ねたいところ。通常のお寺と異なり、古代インド・アジア仏教様式を模した石造りの外観、さらにお堂に入ると和洋中のエッセンスがうまく混ざり合い、荘厳な雰囲気が漂っています。カフェやオリジナルショップも併設され、時にはパイプオルガンコンサートなども行っています。
その後は佃大橋を渡り、もんじゃの街、月島を抜けて一路、豊洲へ。途中に渡る春海橋からは、かつて使われていたアーチ型の旧晴海鉄道橋を眺めることができます。
30年以上放置されていましたが現在工事が進み、来年夏頃には遊歩道として一般開放される予定です。 そのまま歩みを進めると豊洲に到着。
「アーバンドックららぽーと豊洲」や「キッザニア東京」「ガスの科学館」など多彩な施設が揃っています。ちなみに豊洲には豊洲公園、豊洲ぐるり公園、豊洲六丁目公園、豊洲六丁目第二公園の4つがあり、その総面積は19.8ha。遊具や芝生広場があったり、手ぶらでBBQが楽しめるエリアがあったりと、思い思いに過ごすことができます。もちろん、ただお散歩するだけでも気分爽快ですよ!
メインはやはり、豊洲市場。こちらも以前の築地と同様に一般客でも入場可能で、買い物ができる物販エリア「魚がし横丁」などもあります。
さらに今年2月、市場の隣に複合施設「豊洲 千客万来」がオープンしました。江戸の街並みを再現したつくりになっており、散策するだけでもエンタメ気分に。寿司やうなぎなど江戸とゆかり深いグルメもふんだんに楽しめます。
目玉のひとつが入浴施設「東京豊洲 万葉倶楽部」。箱根・湯河原の温泉を専用トレーラーで運び入れ、ベイサイドの爽快な風景を眺めながら入浴を楽しむことができます。さらに、8階にある展望足湯風呂の利用も可能。360度の壮大なパノラマが広がり、開放感は抜群です。