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特集記事【2024年4/20日号】

ようやく寒さを感じずに外を歩けるようになったと思ったら、すでにもう暑さを感じる…そんな今日のこの頃です。ゴールデンウィークも迫り、これから本格的なレジャーシーズンの幕開けです。

深緑が目に眩しいので、お散歩も心地よいですね。そこで今月は、街中にあって誰でも無料で鑑賞できるパブリックアート巡りのご提案です。普段あまり意識していなくても、都会にはいくつもの野外彫刻や現代美術が点在しています。

昔から存在する野外彫刻などのパブリックアートをはじめ、虎ノ門ヒルズや渋谷の「MIYASHITA PACK」、生まれ変わった池袋西口公園など、先端のアートが鑑賞できるスポットまで幅広いラインナップでご紹介しましょう。

"都会のオアシス"という言葉がピッタリとはまる日比谷公園。噴水や池、生い茂る木々は一服の清涼剤といえます。

その一方で、園内の随所に彫刻作品が点在していることはあまり知られていません。淀井敏夫氏の「キリンの仔」や中川為延氏の「豊穣」など、公園の自然との調和を楽しみながら鑑賞できるのでおすすめです。

さらに日比谷公園ではアート関連のイベントも随時開催しています。ゴールデンウィークを挟む2024年4月27日(土)から5月12日(日)にかけて、花と光、アートが融合するイベント「Playground Becomes Dark Slowly」が催されます。大巻伸嗣氏、永山祐子氏、細井美裕氏ら3名のアーティストによる企画や展示が行われ、日中は永山氏の「はなのハンモック」を中心としたプレイグラウンドを展開。

夜は光を放つ大巻氏の「Gravity and Grace」、さらに細井氏による音声作品が園内各所で公開されます。

園内を楽しんだ後は、公園の南側へ。高層ビル「飯野ビルディング」がそびえたっており、その周辺もパブリックアートの宝庫。旧飯野ビルの建て替えを機に複数のアートを鑑賞することができます。

写真の作品は、アルゼンチンの現代美術家、レアンドロ・エルリッヒの「Cloud」。人間の錯覚をついた立体的な作品を多く生み出し、金沢の21世紀美術館にある作品「スイミング・プール」は同館の象徴といえるアートです。「Cloud」は10枚のガラスによって構成され、内蔵するLEDライトの変化によって幻想的な"雲"を出現させます。

見る角度によって異なる表情をみせるユニークさも魅力です。ちなみにエルリッヒの作品はもうひとつあります。ステンレスを池に見立てた「The Pond」は、イイノの森を探してみてください。

さらにそのまま南へ歩くと、これもまた複数のパブリックアートが鑑賞できる虎ノ門ヒルズがあります。日比谷〜内幸町〜虎ノ門と進むアート散歩、おすすめですよ!
続いてのアートな街は渋谷。駅前の「忠犬ハチ公」像はあまりにも有名ですよね。この像のみならず、渋谷にはハチ公ゆかりのパブリックアートが点在しています。

銅像のハチ公が向いている方向、すなわちJR渋谷駅の外壁に掲げられているのは、陶板レリーフ「ハチ公ファミリー」。画家の北原龍太郎氏が描いた原画を元に、約1200ピースを超える陶板で作られました。

実はハチ公には「クマ公」という子どもがいたという史実があります。その一方で、飼い主の帰りを待って寂しい思いをしていたのもまた事実。

ハチ公が家族をつくって幸せそうにしている様子を描きたい、という北原氏の想いが込められています。中心にいるのがハチ公で、その周りには20頭の秋田犬。太陽と月と宇宙。普段何気なく通り過ぎてしまいがちな場所ですが、込められた想いを知って眺めると、感慨もひとしおです。

次はガードをくぐってハチ公とは逆、山手線の内側へ。原宿方面に少し歩くと、2020年7月に開業した渋谷の新しいランドマーク「MIYASHITA PARK」の洗練された建築が見えてきます。かつて宮下公園が広がっていた敷地に建てられた複合商業施設ですが、その屋上は誰でも入れる庭園になっており、新・宮下公園として憩いの場になっています。

その庭園内にもハチ公の姿があります。アーティスト鈴木康広氏の作品「渋谷の方位磁針|ハチの宇宙」です。方位磁針に見立てられたスペースの中央に、空を向くハチ公。星になった飼い主・上野教授を見上げています。空の広さと、人々が行き交う渋谷の地を象徴するアートです。

他にも「MIYASHITA PARK」の南側エントランスには、ハチ公の末裔「きゅうちゃん」、屋上公園のボルダリングウォールの上には、天に棒を突き上げる猿の像「YOUwe.」、明治通り沿い歩道には多様な人々の融合を表現した「Any」といったパブリックアートが点在しています。

そして、JR渋谷駅と京王井の頭線を結ぶコンコースには、2008年から掲げられている岡本太郎画伯の巨大壁画「明日の神話」も見逃せません。原爆が炸裂する瞬間を描いた、氏の最大にして最高傑作との呼び声が高い作品です。

過去と現在、未来が交錯するような渋谷のパブリックアート。ぜひ訪ね歩いてみてください。
最後に紹介する街は池袋。近年は若者の街として賑わっていますが、東京芸術劇場や池袋西武など、文化発信基地としての顔も持ち合わせています。

まずは東京芸術劇場の前に広がる池袋西口公園へ。かつては噴水と緑の公園でしたが、2018年から2019年にかけて大規模なリニューアルを実施。デジタルアート連動モニュメント「グローバルリング」が出現しました。

直径35mの巨大なリングには、1万球以上のLEDライトや臨場感あふれるサウンドシステム、大型ビジョンが設置されています。ステージも備わり、現在は野外シアターとしての機能が備わる公園に生まれ変わりました。頻繁にイベントやコンサートがこの地で行われています。

ちなみにリングにスマートフォンをかざすと、リングの5つの線が五線譜となり、画面には音符が表示されます。リングに沿ってスマホをぐるりと動かすと、音符に合わせて楽曲が流れてくるなどといったデジタルアートの体験機会の場としても活用されています。

公園内には他にもクレメント・ミドモアの「CRESCENDO」、建畠覚造氏の「WAVING FIGURE 波貌」、少し離れたところには、朝倉響子氏の「マリとシェリー」が立っています。

路上で向き合う2人の女性像は台座がなく薄い鉄板のみなので、彫像と同じ目線で鑑賞可能。ちょっと不思議な感覚を味わえます。

同じく池袋西口にあるメトロポリタンプラザもパブリックな彫刻が複数あります。

1階のエスカレーター脇には、松阪節三氏の「Progres」。換気する2人の女性の裸像です。そのままエスカレーターを上ると、2階には中野四郎氏の「母子像」と、今野中氏の「山の神"オロ"」。3階には同じく今野中氏の「家族」。アート作品を次々と楽しめるようになっています。

意外と多い、池袋のパブリックアート。ぜひ探しに行ってみてください。
今後の特集の参考にさせていただきます。
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