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特集記事【2024年5/20日号】

ようやくスカッとした五月晴れが多くなってきましたが、6月に突入すれば梅雨…。それは避けては通れないですよね。じめじめした季節となりますが、そんな中でもアクティブに楽しめる要素をお届けするのが今月の特集です。

まずは屋内型レジャー。水族館やミュージアムなど昔から存在していますが、今回は令和らしい、"没入感"に浸れる新しいアミューズメントスポットをご紹介します。さらに、"おうち時間"を家族や友人と楽しむ要素としてカードゲーム&ボードゲームをご紹介。これも昔からあるものですが、近年は世界的に次々と"新たな人気作"がリリースされ、新たなムーブメントとなっています。

そして、この季節の恵みを受けて美味しい旬を迎えるグルメもご紹介。ぜひ参考にしていただき、梅雨の時期を思い切りエンジョイしてください♪

まず最初にご紹介するのは、屋内型レジャー。水族館やテーマパーク、ミュージアムなど昔から賑わっていますが、近年のトレンドは"没入感"。日常を忘れ、空間そのものを五感で楽しむタイプのテーマパークが人気を集めています。

その先駆け的存在といえるのが、今年で開業6年目を迎える東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」。

コンセプトは、4つの巨大な作品空間と、2つの庭園からなる「水に入るミュージアムと、花と一体化する庭園」です。昨年、一部の展示がリニューアルされ、新たな作品も加わりました。

一般的なミュージアムと異なるのは、はだしになって入館すること。時には水に足を浸します。また、床に座り込んだり、寝そべって鑑賞できるエリアもあり、"作品の中に入り込む"ような没入感に浸れます。

光がさまざまなカタチを作る空間だったり、スマホアプリを利用してお客も作品づくりに参加したり、色とりどりで美しい空間で立ち止まり、思わず固唾を飲んだり。水のある空間では、リアルタイムで描かれた映像の鯉が泳いでいます。まさに美しさと不思議さの連続。そして庭園エリアには、卵型の球体が光を放つ屋外展示と、鏡張りの床の中、ランの花に埋め尽くされたような感覚を味わえる展示も。言葉で表現するのは難しい作品の世界は、公式Webサイトの動画でご覧ください。

もうひとつご紹介する施設は、東京・お台場のヴィーナスフォート跡地に今年3月オープンした「イマーシブ・フォート東京」です。

「イマーシブ」とは、近年世界的に盛り上がりを見せている「体験型演劇」のこと。舞台と観客席が明確に分かれている従来とは異なり、その場で起こる物語に自ら参加している感覚に浸ることができます。イマーシブ体験が複数できる特化した施設は、ここが世界初とのこと。8つのアトラクションと、3つの有料アトラクションが体験できます。

ジャンルも多彩。名探偵シャーロック・ホームズが難事件の解決に挑む「ザ・シャーロック」や、人気アニメ『東京リベンジャーズ』や『推しの子』の世界観に浸れるアトラクション、ホラー要素満載の「ジャック・ザ・リッパ―」や、江戸の遊郭を舞台にした和風テイストの「江戸花魁奇譚」などバラエティに富んでいます。10分程度で終わるものから1時間以上を要するものまであり、まるまる1日楽しめますよ。ぜひ足を運んでみてください。
■チームラボプラネッツ TOKYO DMM
■イマーシブ・フォート東京
ホームページ:https://immersivefort.com/
続いては、梅雨どきの"おうち時間"を楽しむものとして、ボードゲームやカードゲームのご紹介です。オセロや将棋、人生ゲームにモノポリー。カードゲームならトランプ、花札、UNO…皆さん子供の頃から慣れ親しんだゲームはたくさんあると思いますが、近年はボードゲームやカードゲームを楽しむカフェもちょっとしたブームになっています。

実際に人気のゲームをいくつかご紹介しましょう。まずは「カタン」。「ゲーム作家」なる職業が確立し、毎年新作のゲームがリリースされているボードゲーム大国・ドイツ発祥のゲームで、累計3500万セットも売れている大ヒットボードゲームです。

プレイヤーは、カタンと呼ばれる無人島を舞台に、拠点となる開拓地(家)を建てていきます。家を建てるにはさいころを振って、鉱石など必要な「資源」を集める必要があり、時にはプレイヤー同士で資源を交換することも。小学生でも楽しめるルールでありながら奥深く、幅広い年齢層の愛好家がいるゲームです。

続いてのゲームは「パンデミック:新たなる試練」。

世界に拡大しようとしている感染症の根絶を目指すゲームで、大きな特徴は"協力型"であることです。

従来のゲームは、プレイヤー同士で勝負を競うことが基本でした。一方で近年は、皆で協力して目的達成を目指すゲームも台頭。

このゲームのプレイヤーは「科学者」「研究員」「衛生兵」「作戦エキスパート」「通信司令員」「検疫官」などいずれかの役割を担当し、ワクチンを研究・開発して感染症の撲滅を目指します。

最後は推理型カードゲーム「犯人は踊る」。
日本発のカードゲームで、最大8名の大人数でも遊ぶことができます。

1人4名カードが配られ「犯人」のカードを持っている人を推理して当てることになりますが、「第一発見者」を持っている人からゲームが始まり、「探偵」「アリバイ」「たくらみ」といったカードが飛び交い、なかなか一筋縄ではいきません。終盤の緊迫した感覚はクセになりますよ!

梅雨のおうち時間をワイワイ盛り上がって過ごせるボードゲーム&カードゲーム。

ぜひご家族や友人と楽しんでみてはいかがですか?
食卓にフルーツが上がると、見た目もパッと華やかになって、どこかテンションが上がりますよね。その味の良さもさることながら、梅雨特有のだるさ対策にも期待できる旬のフルーツをご紹介しましょう。

まずは、マンゴーです。冷凍やドライフルーツも出回っていますが、フレッシュなマンゴーが登場するのはちょうど今くらいの時期から。フレッシュマンゴーにはビタミンAやビタミンC、β-カロテンなど肌の調子を整える栄養素が豊富に含まれており、夏バテや気温差による不調対策に効果的なカリウム、貧血予防の葉酸なども含まれる優秀なフルーツです。

そのまま食べてもおいしいマンゴーですが、ちょっと贅沢したい時におすすめなのが、台湾発祥のマンゴーかき氷。日本のかき氷は水を凍らせますが、台湾ではマンゴー果汁と牛乳を6:4程度の割合で混ぜ、そこに砂糖大さじ1杯を加え混ぜて凍らします。凍った後はかき氷機で削り、そこに練乳とマンゴー果汁を混ぜたソースをかけ、最後にカットマンゴーを乗せて出来上がり。フレッシュマンゴーが手に入らない場合は、マンゴージュースや冷凍マンゴーを使っても美味しく仕上がりますよ。

続いての梅雨におすすめのフルーツは、びわ。初夏を告げるフルーツとして5月下旬くらいから多く出回っています。

近年は世界初の種なしびわ「希房」といった品種も生まれていますが、一般的なびわは種が大きく、少々苦手に感じている方もいらっしゃるのでは?そんな方におすすめしたいのが甘煮、いわゆるコンポートです。

びわは縦にぐるっと一周、包丁を入れて2つに切り分けます。種を外し、皮はヘタとは逆のほうから剥くのがコツ。鍋に水と砂糖、はちみつを入れて弱火でひと煮立ちさせたら、弱火にしてびわを投入。10分ほどコトコト煮ると出来上がります。粗熱を取ったのちに容器に入れてラップし、2時間ほど冷蔵庫で冷やせばOKです。お茶うけにも良いですし、プレーンヨーグルトに入れても美味しいですよ。ぜひお試しください。
今後の特集の参考にさせていただきます。
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