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今月の特集記事【2025年6/20日号】

今年は梅雨らしくない梅雨が続いていますね。一方で暑さはすでに夏の装い。しっかり水分補給をして、クーラーも上手に使いながら過ごしたいものです。

そして、晴れた日には青々とした自然の真っただ中に出かけたくなるのもまた事実!そこで今月は、都心から気軽にアクセスできて、なおかつ大自然を満喫できるような"プチ登山"スポットをご紹介します。

ご紹介する山はすべて標高1,000m以下の低山。夏におすすめしたい涼しげなスポット満載のプチ登山や、ジャングルの遺跡のような不思議な風景が楽しめるお気軽ハイクなど、お好みにあわせてぜひご家族揃ってお出かけください。

最初にご紹介するのは、棒ノ折山(ぼうのおれやま)。棒ノ嶺(ぼうのれい)とも呼ばれるこの山は、埼玉県の奥武蔵と東京都の奥多摩の間に位置する標高969mの低山です。漫画『ヤマノススメ』の舞台にもなっており、いくつかの登山ルートがあります。

夏のおすすめは、棒ノ折山の麓に位置する温浴施設「さわらびの湯」を拠点とするコース。西武池袋線の飯能駅からバスがアクセスしています。また、無料駐車場もあるのでマイカー利用の方も便利です。

拠点のそばには名栗湖(有間ダム)が広がっており、湖を囲む山並みの美しさは格別。スタートからテンションがあがります。ちなみに湖ではカヌーや釣りも楽しめるので、時間に余裕がある方は湖畔で過ごす時間を確保してもよさそうです。

そして「白谷沢登山口」へ。このコースを"夏のおすすめ"とご紹介したのには理由があります。それは「沢登り」が楽しめること。道の両側には奇岩が迫り、冒険気分と水しぶきを感じながらプチ登山が楽しめます。必ず滑りにくい靴で出かけるようにしましょう。

沢を登っていくと「藤懸の滝」や「天狗の滝」、クジャクが羽を広げたような形で水が流れる「白孔雀の滝」が次々と出現し、なんとも涼しげ。尾根には「岩茸石」という巨大な奇岩もあり、飽きの来ない登山を楽しむことができます。

その後、「ゴンジリ峠」を経て「棒ノ折山」へ。途中に一カ所だけ鎖場がありますので、ゆっくり慎重に登りましょう。そしていよいよ山頂へ。山頂からは奥武蔵の山々だけでなく、日光連山や筑波山まで爽快なパノラマを見渡すことができます。所要時間は登り、下りを含めて5時間ほどみておきましょう。

涼しげスポット満載の棒ノ折山のプチ登山。ぜひご家族揃ってお出かけください。
■棒ノ折山(奥むさし飯能観光協会)
続いては、神奈川県横須賀市と逗子市の間に位置する鷹取山(たかとりやま)。「そんなところに山があるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。海抜わずか139mの小さな山ですが、ここでしか見られない風景に出会うことができます。

スタート地点は京浜急行の追浜(おっぱま)駅。鷹取山に向かう途中には「首斬観音」があります。物々しい名前ではありますが、大正時代の国道建設の最中に複数の骨がみつかり、地元の方々が石塔を建てて供養したのがはじまりなのだそう。

そこから1.6kmほど歩くと、鷹取山の入り口に突如として高さ約8m、幅約4mの巨大な弥勒菩薩像が出現!昭和35年、横須賀市在住の彫刻家、藤島茂氏が約1年かけて制作しました。岩を掘りぬく形で造られた弥勒菩薩像は緑に囲まれ、まるでジャングルの奥地で謎の遺跡を発見したかのような気分に浸れます。

鷹取山を登りきると、山頂部は鷹取山公園として整備されています。展望台もあり、晴れた日には富士山はもとより伊豆、箱根、房総半島まで見渡せる大パノラマを満喫することができます。目につくのは巨大な岩。

実はこの山、明治から昭和初期にかけて石材が採取される石切り場でした。耐火性に優れた性質があったことから、かまどや土蔵、砲台を並べた人工島「海堡」の建設などに重宝されました。

その名残として山頂には垂直に切り立った岩石があり、その姿が群馬県の名勝・妙義山に似ていることから、鷹取山は「湘南妙義」とも呼ばれています。この岩石もまた、ジャングルの中の遺跡のようでなんとも不思議。『天空の城ラピュタ』の世界のようでもあります。

その後は山を下り、724年創建の古刹・神武寺に立ち寄ってお参り。ゴール地点は京浜急行逗子線の神武寺(じんむじ)駅です。2時間弱のお手軽さでありながら、独特の風景を楽しめるハイキングにぜひお出かけください。
■追浜鷹取山コース(横須賀市観光協会)
最後にご紹介するのは東京の奥多摩と青梅の間に位置する御岳山(みたけさん)。「小学生時代に遠足で行った」という方も多いかもしれません。高尾山と人気を二分する、東京を代表する低山といえるでしょう。また、古くから霊峰として崇められた信仰の山でもあるため、現在も宿坊が点在し、パワースポットとしても人気を博しています。

JR青梅線の御嶽駅からバスに乗って約10分。ケーブルカーの滝本駅に着き、ケーブルカーを利用すると約6分で御岳山駅に到着します。健脚な方は、約1時間ほど歩いて御岳山駅を目指してもいいでしょう。

御岳山駅からの眺めも、すでに格別。そこからお土産店や飲食店が並ぶ参道を抜け、約30分ほど歩いて武蔵御嶽(むさしみたけ)神社へ向かいましょう。この神社が御岳山の山頂です。歩いていてちょっと驚くのは、犬連れの方の多さ!実は同神社は、日本狼の神様「おいぬ様」として崇められている大口真神が祀られています。ペットの健康長寿に御利益があるとされているため、愛犬の祈祷やお守りなどを求め、ケーブルカーでワンちゃんと一緒に参拝しているというわけです。

その後は5分ほど歩けば、素晴らしい景色が満喫できる長尾平。ちょっとひと息と休憩したり、敷き物を広げてお弁当を食べるのに最適なスポットです。

まだまだ見どころは続きます。奇岩「天狗岩」に差し掛かったあたりから、周辺は苔むした岩々と清流が心地よい「ロックガーデン(岩石園)」エリアとなります。さらに進むと、武蔵御嶽神社の滝行にも使われている落差10mの「綾広の滝」が出現。涼を感じて癒されましょう。

ちなみに7月下旬から8月下旬にかけては「レンゲショウマ」と呼ばれる花が見られます。ケーブルカー御岳山駅から徒歩2分ほどの斜面に、小さく可憐な花がおよそ5万株群生しており、その規模は全国でも屈指。シーズンになると「みたけ山レンゲショウマまつり」が催され、多彩なイベントが行われます。ぜひその時期に訪れてみてください。
■御岳山ハイキングコース(青梅市観光協会)
今後の特集の参考にさせていただきます。
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