建物ひとつひとつの「精巧さ」にもぜひ注目したいところ。右の写真は、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂の一部に刻み込まれている彫刻です。当然ながら、これも1/25スケール。まさに職人技の領域ですよね。このような細かい部分もじっくり眺めたい方は、園内で双眼鏡を借りましょう。20倍率の双眼鏡を1台100円で貸してくれます。
また、身長7cmの「1/25の人びと」の中には、歌ったり、踊ったり、演奏したりなどの動きをするものもあります。彼ら住人たちに命を吹き込みたいなら「プレイカード(有料)」を利用しましょう。プレイカードはポイント制で、10ポイント(1,000円)と15ポイント(1,500円)の2種類あります。建造物ごとにポイントが決まっていて、「バッキンガム宮殿」の場合、2ポイント使用すると住人達の一部が動きだす仕組みです。
園内をより楽しむ仕掛けはまだまだあります。たとえば、持ち歩きタイプの音声ガイドシステム。園内展示物102点を、同園のキャラクター「トム」「マイム」に加え、物知りおじさん(アニメ「タイムボカン」のドクロベーでお馴染みの声優・滝口順平氏)が、展示物製作の裏話や、展示物の歴史にエピソードなどを披露してくれます。ペアイヤホンでレンタルすれば、お二人で同時に聞くことも可能です。
さらに、実際のガイドさんが案内してくれる「世界一周ツアー」も。現在、「日本ゾーン→アメリカゾーン」コースと「日本ゾーン→ヨーロッパゾーン」の2コースがあり、それぞれ正味30分です(参加費は無料。天候、その他の事情により中止になる可能性あり)。
ガイドツアーでは、展示物の歴史やエピソードをガイドさんが教えてくれるだけでなく、展示物をとりまく人形達の生活なども楽しく教えてくれる点がポイント。なにせ施設内には14万体の人形があるわけですから、ひとりずつ見ていくわけにはいきません。見落としがちな隠れキャラクターや有名人に似た人形を一緒に探したり、プレイカードを使って人形の演奏や行進を見せてくれたり、船を動かしてみたりと、充実の園内巡りが楽しめます。
ぜひご家族や仲間と、東武ワールドスクウェアの“プチ”世界一周旅行をお楽しみください!