「ドラえもん」や「オバケのQ太郎」「パーマン」「エスパー魔美」など、不朽の名作を世に送り続け、子ども達に笑顔と希望を与え続けた漫画家、藤子・F・不二雄先生。
その作品世界がギュッと詰まったミュージアムが昨年9月3日、ドラえもんの誕生日にオープンしました。連日、たくさんの人が足を運び、先生がこだわり続けた"SF(すこしふしぎ)"な世界を大いに楽しんでいます。
「展示室I」では、「ドラえもん」「オバケのQ太郎」「パーマン」「キテレツ大百科」など、世界にたった1枚の貴重な原画を常設展示しています。
その細かく柔らかいタッチをみるだけでも、先生ファンにとってはたまらないひとときを過ごせますが、展示台そのものにもユニークな仕掛けが。
展示台には引き出しがついていて、中には「奇天烈大百科」や映画『のび太の恐竜』に登場する恐竜のタマゴなど、マンガに登場する品々が入っています。ファンなら当然、ここでテンションが上がるはず!
先生の愛用品をはじめ、尊敬していた手塚治虫先生からもらったハガキなど、ゆかりの品と年表で歴史を辿るコーナーも。
そして圧巻なのが、先生の仕事場を再現したスペース。先生が集めた書籍とコレクション約1万点が展示されていて、膨大な蔵書が天井高約8.5mの本棚にズラリ!鉄道模型やプラモデル、恐竜の化石などもあり、あらためてF先生の世界観のルーツをみる思いです。
また、2階の「展示室II」は、企画展示室となっており、オープニングから間もない現在は、各作品の"第1話"の原画を展示。「ドラえもん」をはじめとした、記念すべき第1話がまるごと楽しめる。また、道具まんがの先駆けとなった「ドラえもん」につながる「手ぶくろてっちゃん」「すすめロボット」なども紹介されています。