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特集記事【2013年7/20日号】

早々に明けた今年の梅雨。すでに夏を思いっきり満喫している方も多いのでは?花火大会も各地で相次ぐ季節になりましたね。

これまで、夏の特集では様々なテーマで花火大会を紹介してきましたが、今年は"ここでしか味わえない!"がテーマです。他の花火大会とは違った仕掛けや風情を楽しめる大会を集めてみました。

驚きとスリルに満ちた花火大会から、花火師達が日頃の腕を競い合う大会、お盆の祈りを花火に込めた、巨大な大仏と花火の競演まで、風変りな大会をさっそくご紹介してみましょう!
他ではなかなか見られない花火大会として、まずご紹介したいのが迫力満点の花火。見ているこちらが手に汗握るような花火として外せないのが、「手筒花火」です。

手筒花火とは、1mくらいの竹筒に火薬を詰め、それを人が抱えながら行う花火のこと。いわゆる打ち上げ花火ではなく吹き上げ花火です。家庭用花火に「ドラゴン」という定番花火がありますが、その巨大版ですね。

手筒花火の文化が息づいているのは、愛知県などの中部地方。徳川家康が鉄砲隊を組織するため、古くから火薬の技術がこの地に伝わっていました。最初は、合図を知らせる「のろし」だったものが、手筒花火になったと言われています。かつては、この手筒花火を経験してはじめて「一人前の男」として認められたのだとか。いまでも、神社への奉納の意味合いがあり、使われた手筒は魔除けのお守りとしても重宝されています。

降りしきる火の粉を被りながらも竹筒を支え続ける男衆の姿。そんな勇壮な花火大会としてご紹介したいのが、愛知県豊川市で開催される「 第26回豊川手筒まつり」。8月24日(土)、豊川市野球場で行われます。600本の手筒に、7台の大筒。正味3時間に渡って披露されます。極限の集中力を発揮して、危険と隣り合わせの"美"を創り出す…それこそ手筒花火の醍醐味です! 会場は、有料席以外は立ち見となっていますので、ゆっくり鑑賞したい方は有料席を確保するのがおすすめです。なお、当日は「豊川市民まつり」の真っ最中。昼間からよさこい踊りやキャラクターショーが繰り広げられ、一様に盛り上がっていますよ!
■豊川手筒まつり
昼は海水浴で遊び、夜は花火を満喫する…これぞ夏休みの王道ともいえる楽しみ方ですよね。伊豆半島には、熱海、伊東、宇佐美、今井浜、弓ヶ浜など、そんな楽しみ方ができるスポットがいくつもあります。

その中で、いっぷう変わった花火大会が開催されるのが、西伊豆に位置する堂ヶ島。堂ヶ島といえば、"伊豆の松島"と呼ばれるほど、波に浸食された奇岩や小島が点々とする風光明媚なスポット。海水浴場をはじめ、海の洞窟を巡る遊覧船なども有名です。

堂ヶ島公園で7月24日(水)に開催される「堂ヶ島火祭り花火大会」は、18時半から太鼓の演舞、19時すぎからご当地アイドルのショーが繰り広げられ、花火大会は20時から21時まで。風変りなのは、"海賊船"が登場することです。

海上に浮かべた海賊船に、火薬を仕掛けて船ごと爆破!!かつて、この地には海賊が頻繁に出現し、狼藉のかぎりを尽くして村人たちを苦しめていたのだとか。奇岩や小島が多い分、海賊にとっては絶好の隠れ家だったようです。

ある夜、海賊たちが船の中で酒に酔いつぶれていたところを見計らい、村の若者たちが火矢を討って撃退したという伝説が残っています。その伝説を再現したのが、この火祭り花火大会というわけです。

海賊船を模した船からは、まず大量の打ち上げ花火が上がります。やがて、船の間近で炸裂する花火が増え始め、半円状に広がる水上花火が鳴り響いたのち、船は炎に包まれて歓声が上がります。

古くから伝わる伝説を、花火大会として今に残す堂ヶ島。他では見られない花火大会を満喫しに行きませんか?
■堂ヶ島火祭り花火大会
全国各地で相次ぐ花火大会の中に、花火師たちが切磋琢磨した腕前を競い合う大会があるのをご存じですか?そうした大会は、一般的に「花火競技大会」と呼ばれます。まずご紹介したいのが、秋田県大仙市で開催される「全国花火競技大会」、通称"大曲の花火"です。

花火を作った本人自らが、その花火を打ち上げる。独創的な花火を創り上げる技と、打ち上げ技術の双方が必要となる大曲の花火は、内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞などが授与される大会。この大会での評価が、そのまま花火師の"格"になるといっても過言ではありません。

大曲の花火の珍しいところは、日が暮れないうちから花火が始まるところ「昼花火の部」が行われます。「闇に浮かんでこその花火でしょ?」と思われるかもしれませんが、昔から花火通の間では、昼の花火も風流であるとされていました。

光が目立ちませんので、代わりに創意工夫がなされるのは煙。赤や黄色、青、紫などが細長く、龍のようにたなびく様子を楽しむ「煙竜」や、夜の花火同様に円状に煙が広がるものなど、実にさまざまです。いくつか眺めていると、なんとなく善し悪しがわかってくるのもおもしろいですよ。

夜の部は、10号玉を2発打ち上げる「10号玉の部」。これはいわゆる"規定演技"ですね。たった2発ですので、ごまかしが効きません。より美しく、整っているかが勝負の分かれ目となります。1発目の花火と、2発目の花火のコントラストも要チェック。たった2発で物語を描き出すところは、短い言葉で表現する"俳句"に似ているといえるでしょう。

そして「創造花火の部」は、"自由演技"。そこには「花火は丸い」といった常識もありません。いかに"これまで見たことがない!"と思わせるかが審査のポイントのひとつになります。また、打ち上げ花火にテーマを設け、そのテーマに沿ったかたちや色彩、リズム感や立体感をいかに表現していくかも問われます。

今年の開催日は8月24日(土)。花火シーズンもひと段落した頃、全国から28社の花火師たちが秋田に集結し、花火シーズンの総決算といえる競演が行われます。一生に一度は見てみたいと思わせてくれる花火大会です。
■全国花火競技大会(大曲の花火)
 ホームページ:http://www.oomagari-hanabi.com/
西日本の花火競技会のうち、近年になって俄然注目を集めている大会があります。長崎県を代表するリゾート「ハウステンボス」で開催されている「世界花火師競技会」です。

この競技会は今年で5回目を迎えます。日本だけでなく世界各国から熟練の花火師たちを招いているところが大きな特徴。競技会は4〜5月に開催される日本予選を皮切りに、7〜8月は海外予選を実施します。

7月27日(土)はフィンランド、8月10日(土)はブラジル、8月14日(水)はアメリカ、8月17日(土)はカナダと、実績を備えた各国の花火師たちが美を競い合います。その技術もさることながら、各国のお国柄を表現した音楽や演出も要チェックです!日本以外の国の人びとが、どんな花火を創って打ち上げるのか、興味津々ですよね。異国情緒あふれるハウステンボスならではの企画といえるでしょう。

クライマックスは、9月22日(日)にハウステンボスで開催される「九州一花火大会」。その第一部で、日本予選、海外予選を勝ち進んだ強豪チームと、昨年の覇者による決勝戦が行われます!!

その場で優勝者が決まり、表彰式が行われた後は、大玉水中花火や全長1kmにも及ぶ大スターマイン、全国花火競技大会で入賞した実績を持つ花火師達による一尺玉100連発など、大盛り上がりになること必至!第一部と第二部を合わせて、総打ち上げ数は約2万発。九州最大の花火大会となります。

大会を間近で眺めたい人は、特別花火観覧席を利用するのも一つの手。特別鑑賞券を持っていると、花火をベストなポジションで見られるだけでなく、世界花火師競技会の審査にも参加できます。

また、美しい水路が巡るハウステンボスゆえに、クルーザーに乗りながら鑑賞するという贅沢も魅力的。ワールドワイドな花火競技会を堪能する旅に、今年の夏は出かけてみませんか?
■ハウステンボス 花火大会2013
お盆の風物詩といえば、灯籠流し。亡くなった方の魂を弔い、灯籠やお供え物を海や川に流す行事です。水面にゆっくりと揺らめく灯籠のあかりは幻想的でありつつ、夏の儚(はかな)さを感じさせてくれますよね。

そんな灯籠流しが行われる空の上には、大輪の花火。まさに、夏ならではの風景。灯籠流しと花火を同時に行う大会が、日本にはいくつかあるんです。

静岡県の浜名湖周辺の中では、最も大きな温泉街を持つ舘山寺温泉。その夏の風物詩が、「浜名湖かんざんじ温泉灯篭流し花火大会」です。灯籠流しは、浜名湖で水の事故に遭われた方や、戦没者の霊を慰める行事として、戦前から行われていました。そこに、さらなる供養と余興の意味を込めて花火が打ち上げられるようになったのだとか。7月28日(日)、内浦湾を舞台として行われます。

湾内に浮かぶ、数千の色とりどりの灯籠。上空には、およそ3000発の花火。色と灯りが夜の闇に浮かび上がります。なんともお盆らしい、幻想的な風景がいちめんに広がりますよ。

なお、今年から内浦湾のベイストリート沿いには、同大会を真正面で眺めることができる観覧席が設置されます。この観覧席は、花火がよく見られるだけでなく「灯篭を自分で流してみたい」方のために設けられた席。いろいろな願い事や供養を灯籠に書き込み、自分で流すことができます。

ご先祖様の供養として流すもよし、健康祈願や合格祈願、結婚祈願などの願いごとを書いて流すもよし。震災に見舞われた東北地方の復興祈願など、いろいろな願いを書き込んで湖に浮かべましょう。美しい花火のもと、願いが成就するかもしれませんよ。
■浜名湖かんざんじ温泉灯篭流し花火大会
まだまだ"ここでしか味わえない"と思える花火大会があります。ぜひともご紹介したいのが、茨城県牛久市にある牛久大仏と花火のコラボです。

牛久大仏を実際に見たことのある人もいらっしゃるはず。そして、誰もがその大きさにビックリします。正しくは牛久阿弥陀大仏と言い、その高さは阿弥陀如来の十二の光明にちなんで120mを誇ります。周囲が平地で高い建物が一切ないため、その巨大さがいっそう際立つ印象です。

そんな牛久大仏を舞台に、8月15日(木)には「万燈会(まんとうえ)」が行われます。万燈会とは、たくさんの灯明をともしてご先祖様の供養する行事のこと。いわゆる"お盆"の行事ですね。日が落ちる頃、牛久大仏の周囲には無数の灯籠やろうそくが灯されます。この段階で、すでにこれ以上ないくらいの幻想的な雰囲気に包まれますが、そこに花火が加わると、まさに圧巻!花火のあかりが大仏を照らす風景は、まさにここでしか見られないでしょう。

メインとなる花火は21時頃からとなりますが、その前に、個人で申し込める奉納花火が打ち上げられます。家内安全や健康長寿、先祖供養、カップルの円満などなど、個人個人が思いを込める花火です。奉納花火は1発につき3000円で、2発以上なら1発あたり2500円。午後5時半から受け付けが始まり、自分の花火が打ちあがる前には名前が読み上げられるため、「コレが私の花火だ!」と自らわかるようになっています。

当日は、太鼓の演舞やマジックショー、猿回し、万燈会のメインとなる万燈行列なども催され、大仏様のふもとは賑やかさ一色に。お盆に帰省しない方は、ぜひ牛久まで足を延ばしてみてはいかがですか?
■牛久大仏
 ホームページ:http://daibutu.net/
今後の特集の参考にさせていただきます。
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