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特集記事【2013年8/20日号】

暦の上ではもうすぐ夏も終わりに近づいています。"残暑の頃"というと厳しい暑さを感じますが、日本には同じ季節を表す"晩夏"というコトバもありますよね。

ひまわりがしぼみ、夕暮れにひぐらしが鳴き、風鈴を鳴らす風にときおり秋の気配を感じる…それこそがまさに晩夏。過ぎゆく夏の景色もまた、日本人の心に響くロマンチックな色合いを秘めています。

そこで今回は、夏の疲れを癒してくれるようなスポットをご紹介してみましょう。まだまだ暑さも厳しいようですから、クールダウンしにぜひ出かけてみてくださいね。
賑わいもひと段落して、静かになった海辺。そこに沈む大きな夕日…まさに晩夏を彷彿とさせてくれますね。そんな風景に出会えるスポットをいくつかご紹介しましょう。

関東近郊で「海に沈む夕日」が美しいのは、千葉県の南部に位置する館山市や南房総市。

館山市の平砂浦(へいさうら)海岸は、約5kmに渡る美しいビーチで「日本の白砂青松百選」にも選ばれています。サーファーにはよく知られた海岸ですが、近年は釣りや海岸に沿った遊歩道でウォーキングを楽しむ人も増えてきました。

千葉県最大の動植物園「南房パラダイス」をはじめ、ひまわりが咲き誇り、栽培しているトロピカルフルーツを使ったドリンク等を楽しめる「館山ファミリーパーク」、リゾートホテル「いこいの村」などのスポットが海岸に沿って並んでいる点も、お出かけにピッタリです。

日が傾くと、美しい夕日の出番です。晴れている日には、伊豆大島、利島、新島、神津島の姿や、富士山もみることができますよ。

伊豆半島の西側に位置する西伊豆町も、美しい夕日の名所。海岸線が起伏に富み、浮島も多く点在しているので、見応えは十分です。

大田子(おおたご)海岸は、海岸線は約100メートルと小規模ながら、沖合には海獣岩や田子島などが点々とし、夕日とのコントラストは格別。堂ヶ島も、象島、中ノ島、高島の3つの島からなる三四郎島が夕日のアクセントとして美しく映えます。ちなみに、堂ヶ島の洞窟めぐり遊覧船では、船上から美しい夕日を眺められるサンセットクルーズを実施中。夏季最終出航時間は17時30分、通年最終出航時間は16時30分となっていて、所要時間はおよそ20分です。

他にも、西伊豆町には仁科漁港や黄金崎、クリスタルビーチなど、夕日の名所に事欠きません。以前、海水浴特集でご紹介した乗浜海岸や、切り立った丘の上にある沢田公園露天風呂から夕日を眺めるのも贅沢ですよ。
■西伊豆町の夕日(西伊豆町観光ガイド)
神奈川の夕陽スポットといえば、七里ヶ浜や稲村ケ崎、江ノ島など、江ノ電沿線が魅力的。海に面したカフェやレストランも多く、海水浴客でごったがえっす夏真っ盛りの頃とは違うムードの中、お酒やお食事を堪能することができます。

これからの季節、この一帯の夕陽は海に沈んでいくのではなく、湾に沿った陸に沈むかたちとなります。それでも多くの人を惹きつけて止まないのは、やっぱり存在感満点の富士山があるからでしょう!

皆さんは"ダイヤモンド富士"ということばを聞いたことがありますか?富士山の山頂からちょうど日の出・日の入りの瞬間がみられるとき、ダイヤモンドが輝くような光景が見られることがあります。この現象がダイヤモンド富士と呼ばれるもので、富士山頂、太陽、そして自分のいる地点が一直線になったときにしか見れません。

富士山の東側もしくは西側で、年に2回みることができ、場所によって日時が異なります。右の写真は、稲村ケ崎付近からみたダイヤモンド富士。例年4月上旬と、9月7日ないし8日頃が目安となっています。くしくも今年の9月7日・8日は土日ですから、逆光になった富士山にすっぽりと太陽が入っていく幻想的な風景が見たい方は、ぜひこの日に訪れてみてくださいね。

ちなみに、茅ヶ崎海岸でダイヤモンド富士が見られる目安も9月7日・8日。逗子海岸や葉山港は9月5日・6日、大磯の照ヶ崎海岸は9月2日・3日が目安となっています。
暑〜い夏には、キ〜ンと冷え冷えの氷が恋しくなりますよね。そこで、氷にまつわるスポットやグルメをご紹介してみましょう。

まずは、このたび晴れて世界遺産登録された富士山の麓、青木ヶ原樹海の東に入口に位置する鳴沢氷穴です。

いまから1100年以上前、富士山が噴火した際に溶岩流が生じ、この竪穴型の洞窟ができたといわれています。内部の平均気温は3℃!天井から染み出た水滴が凍り、氷柱となって洞窟内に点在しています。氷柱は4月頃に最も大きくなり、直径50センチ、高さ3メートルにも及ぶものもできるのだとか。夏場はそれほど大きくないものの、一年を通じて氷は残っているため、涼しさは満点!外が暑ければ暑いほど、そのありがたみを体感できるはずです。

単に涼しいだけでなく、冒険気分が味わえるのも特徴のひとつ。洞窟は輪っか状になっているため、ちょうど一周できる天然のルートができています。起伏に富んだ竪穴型の洞窟は、総延長およそ150メートル。所要時間はおよそ15分です。なにせ平均気温が3℃ですから、15分という時間はちょうどいいかもしれませんね。初秋ぐらいまでみることができる氷柱をはじめ、冷蔵庫のない時代に使われていた氷の貯蔵庫を再現した壁や、繭(まゆ)や種子の保存に使われていた貯蔵庫跡など、短いわりに見どころもふんだんにあり、小さなお子さんでも冒険気分が味わえますよ。

鳴沢氷穴のそばには、天然記念物に指定されている富岳風穴もあり、両方を巡る方が多いようです。鳴沢と違い、こちらはなだらかな横穴型。こちらにも氷柱があり、溶岩棚、縄状溶岩などもみられます。平均気温は同じく3℃です!

富士山観光や富士五湖観光といっしょに、氷穴巡りのプランを立てて家族揃ってお出かけください。
■鳴沢氷穴
埼玉県秩父市の長瀞(ながとろ)といえば、四季を通じて豊かな自然が出迎えてくれる風光明媚な地。夏は、豪快な水飛沫をあげながら川を下るラフティングなどで賑わいをみせています。そしてもうひとつ、長瀞の夏の代名詞ともいえるのが、阿左美(あさみ)冷蔵金崎本店の「かき氷」です。

雑誌やテレビなどで度々紹介された同店は、いまやわざわざかき氷を食べに遠くから足を運ぶ人もいるほどの人気沸騰ぶり!夏場のピークには土日を中心に混雑し、なんと1時間〜2時間強の待ち時間が生じるほどです。それでも一度は食べてみたい!という方が連日長蛇の列を作っています。

実は秩父は、知る人ぞ知る天然氷の産地。阿左美冷蔵は明治23年に創業した老舗です。秋は落ち葉掃除、冬は雪のかきだしなど、氷池で丹念に育んだ天然水の氷をいくつもストックし、夏にかき氷として振る舞っているわけですね。

長い列の先に辿りつくかき氷は、やはり絶品。カマクラのようにうず高く盛られたかき氷はキメが細かく、ふわふわ。その味も、ほのかにうま味が伝わり、ふだん食べている氷との違いをまざまざと感じさせてくれます。

シロップは、蔵元秘伝のみつをはじめ、「まるごとみかん」「大人のアールグレイ」「乙女の苺みるく」など、氷との相性を考えつくしたラインナップがずらり。昭和初期の日本家屋を改築した店内の他、木立に囲まれた屋外スペースも用意されていて、雰囲気も抜群です。

晩夏のクールダウンにぜひ、超人気店の味を堪能してみてはいかがですか?なおお出かけの際は、帽子や汗拭きタオル、喉が渇いたときのための飲料水など、しっかり準備してお出かけくださいね。
■阿左美冷蔵 金崎本店
 ホームページ:http://rose.zero.ad.jp/vodka/
日が落ちて、暑さも少しだけ和らぎ始める頃、夜風に吹かれながら飲むビールは最高ですよね!暑い盛りに汗を掻きながら飲むのも悪くありませんが、晩夏を迎えるこれからが、ビアガーデンの真のシーズンといえるかもしれません。

ビアガーデンというと、デパートの屋上でちょうちんがぶら下がる中、枝豆と唐揚げで乾杯!というイメージが強いと思いますが、近年はスタイリッシュなビアガーデンも登場するようになりました。

松屋・銀座本店の屋上スペース「ソラトニワGINZA」にて、9月30日(月)までオープンしている「 Beer & BBQ & Bar terrace @ 888(ビービービー@ミツバチ)」もそのひとつ。銀座という街にふさわしく、そのコンセプトは"美しくなるビアガーデン"!

野菜を美味しく味わえる、女性に嬉しいヘルシーなメニュー展開が特長です。木材を基調としたナチュラルな素材で構成されたインテリアも、これまでのビアガーデンのイメージを覆すもの。テーブル席の他にバーカウンターも用意されているので、ちょっと一杯だけといった使い方もできます。

代々木にある「代々木VILLAGE by kurkku」は、デザインや内装、レストランなど、各界を代表するクリエイターが集結し、自らのこだわりを追求した新感覚の商業施設。9月下旬まで開催している新しいスタイルのビアガーデン「Beer Terrace」のコンセプトは、代々木VILLAGEのランドマークといえる緑をふんだんに活かした"NIGHT GARDEN"です。

特長的なのは、2つのシチュエーションを選べること。予約ができるメインレストラン「code kurkkuゾーン」は、芝生の上で靴を脱いでくつろげるテーブル席。心地よさを存分に体感しながら、クオリティの高い料理やカクテルを味わうことができます。

もうひとつのシチュエーションは、あたかもお庭を散策するように、施設内の様々なお店の食事を自由にオーダーできる「コンテナゾーン」。こちらはキャッシュオンで気軽に各店の料理を楽しめます。

暮れゆく夏の夜を彩る、洗練されたビアガーデン。ぜひ出かけてみてくださいね。
■Beer & BBQ & Bar terrace @ 888(松屋・銀座本店)
■Beer Terrace(代々木VILLAGE by kurkku)
江戸時代より伝わる"涼"のとり方として、いっぷう変わっているのが怪談話。妖怪や幽霊などにまつわる話をしたり、絵画をみたりして、背筋に走る"ゾクッ!"とした感覚を楽しんでいたわけです。

実は今年の夏は、東京近郊に妖怪たちが大集結していることをご存じですか?日本橋、横浜、横須賀の3つの大きな美術館が共同プロジェクトとして、妖怪にスポットをあてた展示会を開いています。

江戸の名残を残す東京・日本橋の三井記念美術館では、「大妖怪展〜鬼と妖怪そしてゲゲゲ〜」を開催中。古来から伝わる日本の妖怪の歴史を、絵巻、浮世絵、版本などで辿り、現代の妖怪を代表する水木しげる先生の「ゲゲゲの鬼太郎」へとつながる妖怪の系譜を見渡します。妖怪のフィギアや、怖い表情をした能面もふんだんに展示されていて、思わず背筋がゾクリ。水木しげる先生が描いた妖怪の原画25点も必見です。

横浜のそごう美術館では「福岡市博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集」を開催。絵画、染織、工芸など約12000点にのぼる風俗関係資料を生涯にわたり収集していた日本画家、吉川観方のコレクションを中心に、肉筆画や浮世絵版画の幽霊・妖怪画約160点を展示しています。浮世絵の中に漂う妖気を存分に感じてみてください。また、選抜メンバーの幽霊・妖怪たちからお気に入りを投票する「YKI48総選挙」も開催中です(笑)。

横須賀にある横須賀美術館で開催中なのは「日本の妖怪を追え!〜北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで〜」。江戸時代の浮世絵から、近代の日本画や油彩画、そして現代美術まで、さまざまなかたちで表現された「妖怪」を通して、日本人の世界観の変遷を辿ります。

いずれも、9月1日(日)までの展示なので、皆さんお誘い合わせの上、お出かけください。妖怪で涼む風流なキモチで、晩夏を楽しく過ごしてくださいね。
■大妖怪展〜鬼と妖怪そしてゲゲゲ〜(三井記念美術館)
■福岡市博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集(そごう美術館)
■「日本の妖怪を追え!」(横須賀美術館)
今後の特集の参考にさせていただきます。
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