じょいふるねっとについて 生活情報 エンターテイメント 便利リンク よくあるお問合せ

特集記事【2013年11/20日号】

今はまさに、紅葉が"山から降りてくる"季節。今年は10月の気温が温暖だったこともあり、紅葉のピークは例年通りか、若干遅めとのことです。

しかしながら、11月に入るやいなや、めっきり寒くなってきましたよね。近年は、夜に紅葉をライトアップしているところも増えてきましたが、夜の冷え込みはかなり厳しめです。そこでご紹介したいのが、冷えた体をじんわりと温めてくれる鍋料理!関東地方にも、実にさまざまなご当地鍋があるのをご存じですか?

今月は、紅葉見物とご当地の美味しい鍋料理をいっぺんに楽しむ休日のご提案です。晩秋・初冬ならではの楽しみを存分に堪能してくださいね!
早稲田から三ノ輪橋まで、のんびりと首都圏を走る都電荒川線。その沿線には味のある名所が点在し、四季を通じて日帰り散歩を楽しむ人々がたくさんいます。さっそく紅葉の名所をいくつかご紹介しましょう。

まずは西早稲田、都電荒川線の面影橋駅から徒歩1分のところにある甘泉園(かんせんえん)公園。大名屋敷跡につくられた同園は「新宿区内にこんな場所があったとは!」と思わせてくれる回遊式庭園です。池のほとりの木々には、金沢の兼六園で有名な"雪吊り"があり、風情は満点。秋になるともみじが色づき、歴史情緒も豊か。「日本の歴史公園百選」にも選ばれている、知る人ぞ知る名園です。

大塚駅前停留場から徒歩2分、繁華街の真ん中にありながら、一歩足を踏み入れると静けさが心地よい天祖(てんそ)神社。その境内には樹齢600年を超える銀杏のご神木があります。珍しいのは、雌雄一対の大銀杏であること。仲睦まじい夫婦の銀杏は"縁結び銀杏"とも呼ばれ、地元の人々に愛されています。紅葉のピークは例年12月初旬。12月6日(金)と7日(土)には「いちょう祭り」が開催され、さまざまな催し物が行われます。

荒川線が王子駅前に差し掛かると、飛鳥山公園が見えてきます。

江戸時代に将軍・徳川吉宗が庶民にお花見の地として奨励した飛鳥山は、長い時を経た今もなお、お花見の名所です。秋になると、600本の桜の木が輝かしいオレンジ色に染まります。

もうひとつ、この界隈でおすすめしたい紅葉スポットは「名主(なぬし)の滝公園」。王子周辺には、かつて滝がたくさんあったそうですが、いまでも残っているのは園内の名主の滝のみ。都内では珍しい、落差8メートルもの男滝(おだき)をはじめ、いくつかの滝からなります。

ケヤキやシイ、ヤマモミジが美しく色づく秋の散策は特にオススメです!
■甘泉園公園
■天祖神社
■名主の滝公園
それではお待ちかね、あったか鍋。荒川線の三ノ輪橋停留場は、浅草の北側に位置しています。ここから浅草へ歩みを進める中で、おすすめの鍋料理のお店が「桜なべ 中江」さん。関東大震災後に創業し、東京大空襲のおりにも奇跡的に焼け残った歴史ある老舗です。

桜鍋とは、馬肉を煮込んだ鍋のこと。馬肉といえば長野、山梨、熊本などが産地として有名ですが、いわゆる馬刺しではなく鍋料理となると、その発祥は明治時代の東京・浅草吉原界隈なのだとか。最盛期は数十軒もの桜鍋店があったそうです。馬肉は火の通りがよく、通常の鍋よりも底が浅め。食事に時間がかからないため、江戸っ子の気質にも合っていたのかもしれませんね。逆に馬肉はあっさりしているため、当時の江戸っ子には少々パンチが弱かったかもしれませんが、割り下に味噌ダレを加えることで濃厚なコクを出しています。この味噌ダレを初めて桜鍋にあしらったのが、何を隠そう「中江」さんの初代店主だそうです。

同店のは3つの定番コースがあり、鍋で煮込む馬肉はロース、バラ、ヒレ、霜降り、巻ロースの中から選ぶことができ、部位によってお値段が変わります。冬になると、「冬の特選コース」が期間限定で登場。桜なべに馬肉のつくねがプラスされることで、味と香りが鍋全体にしみだして濃厚な旨味が広がります!

また、馬刺しや握り寿司といった「生」料理や、ヒレステーキなどの「焼き」料理も目からウロコの美味しさですよ。日中は"もみじ三昧"の散歩を楽しみ、夜は"さくら尽くし"の晩餐、いかがですか?なお、土日と祝日は限定30食のランチメニューも楽しめますよ。
■桜なべ 中江
 ホームページ:http://www.sakuranabe.com/
ビジネス街にして歴史あるたたずまいを随所にみせる神田・御茶ノ水界隈も、紅葉の季節のお散歩におすすめです。

御茶ノ水駅の前を流れる神田川に沿って、赤やオレンジ、黄色に色づいた紅葉の森が連なっています。

この森は"御茶ノ水渓谷"と呼ばれていて、都心とは思えない趣きを有しています。神田川に架かる聖橋や御茶ノ水橋からの眺めがおすすめですよ。

例年12月に入ると本郷通りのイチョウも黄色く染まり、歩く人の目を楽しませてくれます。通り沿いに佇むのは、東京復活大聖堂、通称「ニコライ堂」です。

ドーム屋根が特徴の教会建築は、日本初にして最大級のビザンティン様式。関東大震災を乗り越えて、いまもなお美しさを保っています。秋になるとこのニコライ堂の建築がイチョウ並木に映え、美しさに拍車がかかります。

一方、湯島聖堂や神田明神も、木々の数はさほど多くないものの、建物と紅葉のコントラストが楽しめる名所。上野方面に足を伸ばせば、上野公園や東京大学本郷キャンパス内の三四郎池など、紅葉狩りスポットが多々ありますよ。

さて、この界隈で温かい鍋料理を味わうのなら、おすすめは末広町に位置する「中国雲南酒膳坊 過橋米線」さん。中国・雲南省の郷土料理を食べさせてくれるお店です。いつも食べる中華料理とはちょっと違うメニューがズラリと並んでいます。

ぜひとも味わってもらいたいのは、一日限定8人前の「薬膳気鍋料理」。鍋の形状は二層向上のスチームポットになっていて、最初は鍋の中に鶏肉などの具しか入っていません。

鍋の下で沸騰した水蒸気が中央の筒を通り、密閉された鍋の中でスープとなります。その味わいは、上品でありながら具の旨味がギュッと凝縮された逸品!水蒸気のスープはよどみなく透き通っています。薬膳らしく、三七や天麻、当帰などの生薬も入っていて、カラダはたちまちぽっかぽかですよ!
■ニコライ堂
■中国雲南酒膳坊 過橋米線
 ホームページ:http://www.kakyoubeisen.com/
茨城県北西部の久慈川上流域一帯を指す"奥久慈(おくくじ)"と呼ばれることもある、茨城県大子町(だいごまち)。 以前、この特集でご紹介した「袋田の滝」の紅葉も大子町の秋の風物詩ですが、他にもまだまだ名所が揃っています!

まずは芸能の神、弁財天を祀る永源寺。

15世紀に創建され、幕末に大半を焼失したものの、その後再建されて今に至ります。JR常陸大子駅の裏手に位置する高台の上にあり、町を一望できる見事な眺めが魅力です。

そんな永源寺の通称はズバリ"もみじ寺"。例年11月上旬から中旬にかけて、赤や黄色に色づいたモミジが境内を覆い尽くします。参道の上には赤々としたもみじのトンネルが連なり、古式ゆかしいお寺の建築とのコントラストも絶品。これぞまさに日本の秋、としみじみ思えるスポットです。

久慈川の支流、大生瀬川にある「月待の滝」は、2つの美しい筋が高さ15メートル、幅10メートルに広がる名瀑。雨が降るなどして水量が増えた時には、新たに1つの筋が生まれ、"夫婦滝"が"親子滝"となります。そのため、安産の神で知られる二十三夜尊の信仰の地として古くから知られ、二十三夜の月が出るのを待って女性達がここで祈願したといわれています。

春は新緑、夏は天然のシャワー、秋は紅葉、冬は凍結といったように四季折々の表情を見せてくれるところが魅力。特に秋の紅葉は、滝の水墨画に朱赤色で筆を加えたかのような艶やかさとなります。

いまがピークの大子町の紅葉狩り、ぜひ今週末にお出かけしてみては?
■秋の大子まんきつガイド(大子町観光協会)
奥久慈大子の名物は"しゃも"。江戸時代にタイから入ってきた鶏です。かつてタイは"シャム"と呼ばれていたことにちなみ、この名前がついたのだとか。闘争本能が強く、鶏同士を闘わせて賭けにする「闘鶏」用として当初は輸入されました。一般的な鶏に比べるとやや小型ではありますが、肉質が引き締まっていて、「これがチキン!?」と思わせてくれるほど野趣あふれる味が魅力です。

ゆったりとした環境のもとで育てられた奥久慈しゃもは、低脂肪&ヘルシーでありながら、噛みしめるたびに濃厚な旨味が口の中に広がります。昨今では、銀座や丸の内界隈で「奥久慈しゃも使用」と掲げている高級焼鳥店もあるほどです。

これは現地で食べてみるしかない!JR水郡線常陸大子駅から歩いて1分ほどのところにある「玉屋旅館」さんは、旅館でありながら知る人ぞ知る奥久慈しゃも料理の名店です。宿泊しない場合でも、お値打ち価格でしゃも鍋に舌鼓を打つことができます。新鮮な野菜類と一緒に炊きこまれたしゃもの肉は、硬すぎず柔らかすぎずの絶妙な食感!カラダの芯から温まるような味わいです。

また、しゃもがご飯の上を覆い尽くしている「玉屋の奥久慈しゃも弁当」も人気。旅館でありながらお弁当も販売しているんですね。こちらは事前に予約して、紅葉見物に出かける前にゲットするのがオススメですよ。

一方、ちょっと変わったお風呂に入ってみたいという方にオススメなのが、「大子温泉やみぞ」さん。

こちらもしゃも鍋をはじめ、しゃも天丼、奥久慈しゃも汁(つけ麺)そば・うどん、奥久慈しゃもの唐揚げ定食や、しゃもガラを使った「やみぞラーメン」など、奥久慈しゃも料理のオンパレード。

そしてお風呂は、大子温泉の名産として知られる「りんご」を使ったお風呂。今年の9月から2014年1月31日まで、りんごが湯船にぷかぷかと浮く中でリフレッシュできます。ほのかなりんごの香りがアロマ効果となって、心からリフレッシュできますよ!
■玉屋旅館(大子町観光協会)
■大子温泉やみぞ
 ホームページ:http://www.yamizo.com/
オシャレな街並みに紅葉が彩りを添え、ロマンチックな雰囲気が漂う横浜の秋。みなとみらいやランドマークタワー、横浜マリンタワーなど、美しく整備された近代建築と紅葉のコントラストも素敵ですが、随所にみえる異国情緒とのマッチングも見逃せません。

山下公園に沿って延びる山下公園通りは、開国の雰囲気をいまに残すガス灯デザインの街頭が魅力。そこに秋は背の高いイチョウ並木が燃え盛るように覆いかぶさり、例年12月半ばになると黄色い落ち葉の絨毯が広がります。

日本で初めて西洋風に造られた路、日本大通りも見逃せません。三井物産横浜ビルや横浜地方裁判所、旧関東財務局、横浜開港資料館、神奈川県庁など、明治・大正期を彷彿とさせるレトロな建築がズラリと並ぶ通りにもイチョウ並木が連なり、その美しさは絶品。横浜は、街そのものが観光名所なんだと実感することでしょう。夜はライトアップが施される建築も多いため、幻想的な雰囲気に包まれます。

さて、横浜界隈のあったかグルメとして、鍋ではなく麺料理をご紹介してみましょう。名前を聞いたことのある方も多いと思いますが「サンマー麺」です。

さんまが入っているわけではありません。漢字で書くと「生馬麺」。"新鮮でしゃきしゃきとしたものが上に載っている"麺という意味合いです。

具の主役は、しゃきしゃきとしたもやし。その他、きくらげや豚肉、キャベツや白菜など、お店によってさまざまな具が入っています。ポイントは、具があんかけ状になっていること。とろみがついているため、スープの温度がなかなか冷めません。あったかグルメの名にふさわしい料理というわけです。

中華街に位置する「雲龍」さんは、1000円もあればお腹いっぱいになる庶民的な街の中華屋さんといった雰囲気。しかしながら、中華街の中でも一目置かれるお店で、食通たちを唸らせています。

醤油ベースのスープに、絶妙な火加減で炒めたしゃきしゃきもやし、白菜、にんじん、きくらげに青菜、豚肉が程よいとろみに包まれていて、まさにこれぞサンマー麺のスタンダードといえる逸品!まだサンマー麺を食べたことがない方は、ぜひ「雲龍」さんのサンマー麺を味わってみてください。
■雲龍
 住所:神奈川県横浜市中区山下町132
 電話:045-641-9055
今後の特集の参考にさせていただきます。
記事が面白いと感じましたらクリックお願いします。
  じょいふるねっとは
マンションライフに
快適なインターネット
接続環境を提供します。
 
ご意見・お問い合わせ
じょいふるねっとに関するご意見、お問い合わせは下記リンク先のお問い合わせフォーム、もしくはデジタルコミュニケーション株式会社までお電話にてご連絡ください。
 
トップページじょいふるねっとについて生活情報エンターテイメント便利リンクよくあるお問合せ個人情報のお取り扱いについてお問い合わせ