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特集記事【2014年8/20日号】

暑さもひと段落して、赤トンボが秋の気配を連れてくる頃、耳を澄ませばどこからか祭囃子が聞こえてくる…何気ない9月のひとコマですが、日本人として心から落ち着く瞬間です。

古来から伝わる、収穫を祝う秋祭りは、いまもなお全国に根づき、昔とほぼ変わらないかたちで行われているものも少なくありません。神社において最も大規模な行事といえる「例大祭」も、一般的に秋に行われるケースが多いようです。

勇壮なお神輿や豪華絢爛な山車、ズラリと沿道に並ぶ屋台を眺めていると、大人も子供も否応なしにテンションがあがるもの。そんな家族で楽しめる秋祭りや、秋らしいお月見イベントを今月はご紹介しましょう!
パワースポット・鎌倉の象徴といえる鶴岡八幡宮。その秋祭りが執り行われるのは、毎年9月14日から16日までの3日間。一年を通じて、同八幡宮の祭事の中では、一年を通じて最も盛大に行われるお祭りとなります。

同八幡宮の例大祭が始まったのは文治3年(1187年)のこと。実に800年以上の歴史を誇ります。初日となる14日に行われるのは、由比ガ浜にて宮司たちが禊を行う浜降式と、祭りの始まりを神様に奉告する宵宮祭。提灯のあかりが灯る中、おごそかな雰囲気の中で行われます。3日間の中で、最も静かに"夏の終わり"を感じさせてくれる瞬間です。

翌日15日は例大祭と神幸祭。午後に行われる神幸祭は、鶴岡八幡のお神輿が3基お目見え。烏帽子をかぶり、白衣に白袴をつけた氏子が担ぎ、その周りは錦旗や提灯、太鼓、太刀持ちなどが固め、まさに時代絵巻といった風情。

門前から海まで伸びる大路の、二の鳥居まで渡御します。ただでさえ歴史を感じさせてくれる鎌倉の街ごと、いにしえの昔にタイムスリップしたような雰囲気が味わえますよ。その後には、巫女装束に身を包んだ子ども達による八乙女舞が行われます。

そして16日。この日は多くの観光客が集まる「流鏑馬(やぶさめ)」が行われる日!駆ける馬に乗りながら弓矢を引いて的を射る、小笠原一門による流鏑馬が奉納されます。その勇壮ぶりは、毎年拍手喝さいを浴びるほど。家族でのお出かけにもオススメですよ。

そのあとは、鈴虫放生(ほうじょう)祭。例大祭で神前にお供えしていた鈴虫を、神域である境内の林に放つ神事です。祭りの終わりを告げる秋の虫の音は、心地よい余韻を残してくれます。

歴史に彩られる3日間、ぜひご家族で満喫してみてくださいね。
■鶴岡八幡宮
 ホームページ:https://www.hachimangu.or.jp/
赤坂サカスに象徴される近代的な街並みと、日枝神社の鎮守の森をはじめとした自然が不思議と調和している街、赤坂。

赤坂氷川神社は、赤坂の静かなエリアに位置していて、かつては裏手に勝海舟の住居もありました。

その神社で最も賑々しく行われ、街ぐるみで盛り上がる行事が赤坂氷川祭(氷川神社例大祭)です。

祭りの期間は9月12日(金)から15日(月・祝)にかけて。見どころは、「恵比寿」「翁」「頼朝」といった3基の山車巡行。人形を掲げた背の高い山車は迫力満点で、江戸ならではの粋が感じられるもの。

この山車が12日から14日の3日間巡行し、14日と15日には展示が行われます。赤坂サカスや東京ミッドタウンなど、未来的なビルとの対比がとても面白く感じられるはず!12日と14日は町会神輿1基との連合巡行で、威勢のいい掛け声が響き渡ります。

期間中は催し物も多彩。14・15日には盆踊りとお楽しみ抽選会、和親文化交流会による生け花奉納などが行われます。外国の大使館も多い土地柄ゆえ、踊りの輪に加わる外国の方の姿もあって、赤坂らしい国際交流が行われています。また、料亭が多いことから芸者衆が盆踊りに参加するのも、この地ならではのこと。なんとも華やかですよ。

さらにもうひとつ"赤坂らしさ"を挙げるとすると、お祭りの屋台。いわゆる縁日らしい食べ物の屋台も並びますが、赤坂の料亭をはじめとした有名店も出店。なかにはミシュランガイドに載っているようなお店もあり、その味を夜店で楽しめるという非常にレアな体験ができます!

江戸と未来が調和したかのような赤坂の秋祭り、オススメですよ!
■赤坂氷川神社
 ホームページ:http://www.akasakahikawa.or.jp/
秋祭りの賑やかさとは一転し、9月の風物詩「お月見」関連のイベントをご紹介。お月見の風情バッチリのおすすめスポットは、横浜にある三溪園です。

生糸貿易で成功を収めた実業家、原 三溪によって誕生した三溪園は、京都や鎌倉などから移築された歴史的価値の高い建造物が巧みに配置されている日本庭園。

京都に足を運ばずとも古都の風情を味わえるとあって、桜や紅葉の季節には大勢の家族連れで賑わいます。

今年の中秋の名月は9月8日(月)。満月は翌9日(火)です。この時期に合わせ、三溪園では9月5日(金)から9日(火)にかけて『観月会〜古建築のライトアップと音楽の演奏〜』が開催されます。美しい月を眺めながら、心地よい音楽を耳にすることができるイベントで、通常の入園料のみで満喫することができます。

会場となるのは、三溪園内の重要文化財に指定されている建築物「臨春閣」。5日(金)はジャズ。「うさぎ」「雨降りお月」など誰もが知る歌も演目に入っていますので、家族皆で楽しめそう。

6日(土)は筝曲、7日(日)は雅楽、8日(月)は琵琶、9日(火)はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦楽三重奏。お月見にふさわしい様々な演奏が行われ、客席となる芝生から観覧することができます。

期間中、三溪園の象徴的存在といえる建築物「旧燈明寺本堂」のライトアップも開催(17時〜20時)。幻想的な姿を楽しみながらの観月は、ここでしか味わえない醍醐味があります。

夏の終わりを感じながら、ゆったりとした夜をぜひ体感してみてください。
■三溪園
 ホームページ:http://www.sankeien.or.jp/
茨城県南部に位置する石岡市。この地にある常陸國總社宮の例大祭は、石岡の街ぐるみで行われる大規模なもの。そのため親しみを込めて「石岡のおまつり」と呼ばれ、例年3日間で約40万人もの見物客が訪れます。関東三大祭りのひとつです。

平成26年は9月13日(土)から15日(月・祝)にかけての3日間。初日は大神輿と供奉行列が行われ、日が傾いた頃から夜にかけて、石岡駅前や御幸通り交差点などで獅子・山車の協演が行われます。 中日となる14日(日)は「奉祝祭」と呼ばれ、午前中は常陸國總社宮にて土俵祭・奉納相撲が執り行われます。

その後は巫女舞と、石岡市指定無形文化財の「染谷十二座神楽」が神楽殿で奉納されると同時に、明神神輿渡御が市内を練り歩きます。

15時からは「幌獅子」の大行列!車輪のついた小屋に布の幌がかけられ、先端には獅子舞のような獅子の頭がつけられたものが「幌獅子」。

小屋の中からは笛や太鼓などのお囃子が演奏され、それに合わせて獅子の舞う姿は必見。一般的な獅子舞とも違う、珍しくも勇壮な行列を堪能することができます。

その後は各町の山車が大行列となって街を練り歩き、最後に巫女舞が行われ、紅白の餅が撒かれてこの日はフィニッシュ!翌日の15日(月・祝)は、再び大神輿と供奉行列が練り歩き、獅子と山車が最後の協演を果たしてお開き。3日間とも、街中にお祭り特有の活気が溢れ、秋祭りの風情は満点です!
■石岡のおまつり
千葉県香取市の佐原は、かつて水運で栄え「江戸まさり(江戸より栄えている)」とまで言われた地。今でも水運の中心となった小野川がゆったりと街中を流れ、伊能忠敬旧宅など重要伝統的建造物群保存地区となっています。首都圏からアクセスしやすい歴史情緒あふれる"小江戸"の街として、埼玉県の川越とともに近年日帰り散策スポットとして急速に注目を集めています。

そんな佐原で開催される最大級のお祭りが「佐原の大祭」。

夏祭りと秋祭りの2つがあり、今年の秋祭りは10月10日(金)から12日(日)にかけて3日間行われます。

佐原の大祭は、関東三大山車祭りのひとつとして国指定重要無形民俗文化財に指定されています。

流れるお囃子「佐原囃子」も、日本三大囃子に数えられているほど。規模の大きさと歴史の深さがうかがえますね。

その山車は、総ヒノキづくりの本体に重厚な彫刻(関東彫り)がなされ、その上には江戸・明治時代の名うての人形師によって造られた高さ4mにも及ぶ巨大な人形が設置されています。この巨大な山車を、「てこ」と呼ばれる2本の長い丸太を車輪に挟んで舵をとったり、走行スピードを調整したりする技も見どころのひとつ。ぐるりと回りながら進む「のの字廻し」、その場で小回りを利かせる「小判廻し」、山車を行ったり来たりさせる「そろばん曳き」など、特殊な曳き廻し技(曲曳き)も披露され、その都度歓声が上がります。

秋祭りでは、小野川の西側一帯を舞台に14台の山車が曳き廻されます。歴史的な街並みとの調和もさることながら、狭い商店街でも見事にコントロールして曳き廻す名人技は必見!ぜひ家族揃ってお出かけください。
■佐原の大祭
今後の特集の参考にさせていただきます。
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