東京都府中市には、古き良き武蔵野の自然が色濃く残っています。多摩川に沿って広がる是政緑地も、お散歩には最適。可憐なあじさいを求めるなら、緑地に隣接している府中市郷土の森博物館へ行ってみましょう。
博物館というと、ちょっと堅苦しいイメージを持たれがちですが、ここの博物館は、数多くの建築物が移築復元された野外博物館。テーマパークさながらに、散策しながら歴史文化に触れることができるようになっています。
そんなタイプスリップできる環境に彩りを添えてくれるあじさい。小さな花が周囲をふちどるガクアジサイや、大ぶりな西洋アジサイなど、6月には約30種、1万株のあじさいが園内で花開きます。木造茅葺き屋根の古民家や水車小屋など、日本古来の建物を背景に咲くあじさい。その風情は他ではなかなか味わえません!雨が降っていても、情緒たっぷりです!
例年の見頃は6月上旬から下旬にかけて。5月30日(土)から7月5日(日)までの期間は「郷土の森あじさいまつり」として多くの人びとで賑わいます。
催し物もふんだん。6月21日(日)と7月5日(日)には、あじさいにちなんだ飾りづくりの体験教室が開催されます(有料)。また、園内にあるお茶屋では、一般の方のお茶屋利用が無い日に限り、先着20名に「あじさい餅」の呈茶が行われます。
土曜と日曜には、針金細工やあめ細工の実演、さらにあじさいの苗販売も行われますよ。
あじさいを観賞し終えた後は、博物館の館内に立ち寄ってみましょう。コウモリをかたどった珍しい縄文土器などが展示されています。
さらに、雨の時期のインドアレジャーとして心地よい気分になれるプラネタリウムが完備されていることも大きな特長のひとつ!2014年12月3日に無事打ち上げられた「はやぶさ2」の関する上映や、「ポケットモンスター XY 宇宙の破片」「ちびまる子ちゃん 星にねがいを」など子ども達に人気の投影も期間限定で行われています。ぜひホームページで投影スケジュールを確認してお出掛けください。