世田谷区の「たまがわ花火大会」は、“世田谷の四季”がテーマ。「春」はあふれる新緑、さくらの回廊を、「夏」は灼熱の太陽、情熱の大地を、「秋」は秋風そよぐ茜色の空を、「冬」は真夏の夜空に降り注ぐ白銀の世界を表現します。夏を感じる花火大会で「四季」を眺めるというのもオツですよね。打ち上げ数はこちらも6000発です。河川敷には特設ステージも開設され、歌やダンスのライブを芝生の上で楽しむこともできます。
さて、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、この2つの花火大会、今年は昨年に引き続き、同じ日、同じ時刻に行なわれます。多摩川花火大会の打ち上げ地点は二子玉橋下流約300メートル。たまがわ花火大会は国道246号の上流約300メートル。つまり、多摩川と二子橋を挟み、両方の花火大会をいっぺんに楽しめるというわけです。
二子玉川の二子橋近辺は、両花火大会が左右に見えるかたちとなります。多摩川の上流や下流からですと、手前の花火大会の斜向こうに花火が打ちあがり、首を振らずに楽しめるので、こちらも一興です。人気のエリアは、二子橋下流の河川敷が狭くなっている地域だそうです。木立に囲まれて独特な雰囲気な中で鑑賞が楽しめるとのことで、狭いながらも早々にスペースが埋まっていきます。
花火大会の醍醐味のひとつは、やっぱり「規模」。「アレ?もう終わっちゃったの?」という大会ですと、ちょっと寂しさが残りますよね。その意味でも、2つの花火大会で計12000発の花火が楽しめるこの日の二子玉川はオススメですよ!