大倉山記念館のある街、ということで、街中の随所にも「ギリシャ風」の建物がみえるのも、大倉山散歩の楽しいところです。
駅前を貫く商店街。その一画は「エルム通り」と呼ばれ、ギリシャ風の白壁の建物が並んでいます。パルテノン神殿風の柱があったり、扉の飾りや街燈がギリシャ風だったりして、そんなものを探しながら街を歩くのも一興です。畳屋さんまでギリシャ風だったのにはちょっと驚きました(笑)。街で一丸となって「大倉山」を創り上げている・・・そんな感覚です。
青空に栄える白い建物と、街路樹として植えられているポプラの木が見事に調和して、なんとも清々しい気分に浸れます。わずか200m足らずの一画ではありますが、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
そして、商店街の中から気になる大倉山のショップをひとつご紹介。遠くからはるばるやってくるお客もいる和菓子屋さん「わかば」です。
代官山や自由が丘のお店のような「おしゃれ和スイーツ」感覚はない佇まいですが、商品は「和スイーツ」そのもの。人気商品の「カフェオレ大福」と「ブルーベリー大福」を買ってみました。
「この場で食べたいんですけど・・・」と言ったら、親切にお茶まで出していただきました。味は、格別。もっちもちで口に入れた瞬間に溶け出しそうなお餅、その中にはカフェオレ味のあんと生クリーム!甘すぎず、かつ濃厚な味。口の中に幸福が広がっていくような感覚です。ブルーベリーのほうは、ほどよい果実の甘酸っぱさがクリームやお餅と相性ピッタリ。こちらも絶品でした。
大倉山記念館の建築のように、大福でも「東洋」と「西洋」の融合を見た想いです!