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特集記事【2009年9/20日号】

千代田区の北の丸公園内にある科学技術館は、現代から近未来までの科学技術や産業技術にスポットをあてたミュージアム。その最大の特長は、参加型展示の多さ。見たり触ったりして楽しみながらテクノロジーを体感できるため、小さなお子さんから大人まで、多くの人々の笑顔が館内に溢れています。よくぞここまで、それぞれの展示に趣向を凝らして“遊びゴコロ”を加えたな、と思わず感心してしまうほどです。

同館は5階建て。1階はエントランスになっていて、展示は2階から始まります。2階は「乗り物」が中心。自動車各社のコンセプトカー展示をはじめ、運転気分を味わえるシミュレーターやエアバック体験、自転車の競争マシンなどがあります。3階は電気やガス、石炭などの資源にスポットを当て、いずれも実験を通して学ぶことが可能です。

4階は、コンピュータシミュレーションを用いて、様々な現象をわかりやすく解説した映像を上映する「シンラドーム」やロボットやナノテクノロジーに関する展示の他、盛りだくさんの内容。人類の進歩にとって大きな力となってきた「鉄」にスポットを当てたゾーン「鉄の丸公園1丁目」では、鉄製パイプのすべり台や、スプリングを使ったシューティングゲームを通じて鉄の特性を体感できる「ばねシューティング」など、遊園地感覚で楽しめる展示が数多くあります。

「建設館」ゾーンでは、展示室を「建設現場」として位置付け、建設に関する様々なことを学べます。人気なのは、タワークレーンの操作。

左右の操作レバーを操り、ボールをバケットで掴んでゴールまで運んで、制限時間内にどのくらい作業がすすんだか(得点できたか)を競うことを通じてタワークレーンの仕組みや役割を学びます。

まるで「巨大なUFOキャッチャー」を操っているかのような気分になりますよ。その他、液状化現象や洪水、地震といった天災についての体験コーナーも。天災の恐ろしさと、天災から人々の安全を守るテクノロジーについて学ぶことができます。
5階でひときわ注目を集めているのが、別館の「ワークス」ゾーン。科学の不思議に出会ういろいろな実験や工作教室を、随時開催しています。テーマは日替わりで、木炭(白炭)、アルミホイル、食塩を使って電池を作ったり、空気砲やブーメランを作ってその原理を学んだり、電気コップを使って静電気実験をしたりと、多種多彩。超低温実験では、液体窒素でマイナス196度の世界を観察。超低温の世界ではどんな現象が起きるのか?子どものみならず大人も興味をそそられますよね。

そして、大きなシャボン玉を作る装置も展示。実際に、シャボン玉の中に入ることができます!同館ならではの展示物といえるでしょう。その他、竜巻や水の渦など、視覚的にも美しい実験装置も備わっています。

男の子から注目を集めているのは「メカ」ゾーン。てこ、車輪、滑車、斜面、ねじなどを使えば、小さな力でも大きなモノを動かせることを身をもって体験できます。「ミラクルロープ」と呼ばれる展示では、定滑車と動滑車を組み合わせて小型乗用車を持ち上げ可能!他にもメカ楽器や機械仕掛けのチェアなど見どころも豊富。五感を通じて楽しんでください。

さらにもうひとつの楽しみどころが、目や脳の錯覚を利用した展示コーナー。昨今「トリックアート」が流行していますが、同館の展示も負けず劣らずの楽しさです。仰向けに寝てみると、突然床が傾いて感じられ、滑り落ちそうな錯覚にとらわれる部屋や、次々とフラッシュが瞬き、目の網膜の残像を利用してさまざまなものが見える廊下、上っているけれど上っていないような錯覚に陥るエスカレーターなど、仕掛けもダイナミック。トリックギャラリーや声帯系観測装置など、ここでは紹介しきれないほど、たくさんの楽しみどころがあります。

単なる「パネル展示のみ」といった部分はほどんどなく、いずれも見て、触って楽しめるものばかり。ぜひオススメしたいミュージアムです。
■科学技術館
場所:東京都千代田区北の丸公園2-1
お問い合わせ: 03-3212-8544(科学技術館事業部)
ホームページ:http://www.jsf.or.jp/
 
今でこそビルが立ち並び、賑わいをみせている臨海副都心ですが、かつてはほぼ何も無い土地でした。そんな地に初めてできた施設といえるのが、船の科学館です。島国である日本は、船を得ることによって海外の資源を調達し、発展を遂げてきました。造船、海運、港湾にまつわるさまざまな展示物が、この科学館に詰まっています。

メインとなるのは、船の科学館本館。建物そのものが6万トン級の客船の形をしています。最下階は深海についての展示で、1階には船を動かす各種の機関やスクリュープロペラがあり、最上階は船を操ることをテーマとした展示を展開。実際の船の構造を模してあるというわけです。

子ども達に人気を得ているのは、最上階にある操船シミュレーション。同じく最上階の模擬ブリッジには、各種航海用機器を可動状態で紹介しています。3階にあるラジコン船コーナーも、もちろん人気の的。客船や貨物船、潜水艦、自衛艦、黒船、巡視船など、13隻のラジコン船を操縦することができます(有料:1回100円)。やはり実際に触れて、操縦気分を味わえるコーナーが人気のようです。

その他、海底、海中、海上における海洋開発の姿を再現したパノラマ模型や、模型でみる船の歴史や仕組み、漁業や海上保安庁の業務、マリンレジャー、マリンスポーツの紹介など、幅広く「船」と「海」を紹介。江戸時代の船「樽廻船」の1/5スケール模型や弁才船など、日本古来の船の模型もふんだんにあり、楽しみながら学ぶことができるようになっています。
海に面した立地を活かし、屋外展示が充実している点も同館の特長のひとつです。まず目につくのは、オレンジ色の船体が眩しい南極観測船「宗谷」。昭和13年に耐氷型貨物船として建造された宗谷は、太平洋戦争を経験したのちに引楊船等として活躍し、昭和31年11月から日本初の南極観測船として活躍しました。現在は船の科学館前に係留され、永久保存展示してあります。

もちろん、内部に入ることも可能。調理室や船長室、隊員の居住区、食堂、治療室など、長きに渡る船の暮らしを伺い知ることができます。

宗谷のほかにもうひとつ、停泊している船が、青函連絡船「羊蹄丸」。昭和63年に青函トンネルができるまで、北海道と本州を結ぶ大動脈として活躍していた青函連絡船。「羊蹄丸」は昭和40年から約22年もの間、活躍を遂げてきました。お役御免となった現在は一部船内を改築し、船の科学館で新たな役割を担っています。「フローティングパビリオン(海に浮かぶ博物館)」としての役割です。

船内にある「青函シアター」では、開業以来80年に渡る青函連絡船の歴史を、貴重な映像資料をもとに作成した「青函連絡船〜栄光の航跡〜」を上映。ギャラリースペースでは、18世紀から19世紀にかけて活躍した「魅惑の帆船模型」の数々が勢ぞろい。さらに「シー&シップワールド」ゾーンでは、人と海と船との関わりをテーマにした展示を公開中。空間全体が海と船の壮大なロマンと冒険や、神秘に満ちた世界を演出する体感ゾーンとなっています。

その他、屋外スペースには戦艦「陸奥」の主砲や、直径6メートルにも及ぶスクリュープロペラ、灯台、潜水艇、海底ハウスなどが展示されています。海を渡る秋風に吹かれながら、お台場での充実したひとときを家族揃ってお楽しみください。
■船の科学館
場所:東京都品川区東八潮3番1号
お問い合わせ:03-5500-1110
ホームページ:http://www.funenokagakukan.or.jp/
 
日本と世界の地下鉄にクローズアップしたミュージアム。日本初の黄色い車体の地下鉄や、銀座線の1001号車、どこか可愛らしい丸の内線の真っ赤な車両などの実車展示に加え、地下鉄を作るためのトンネルを掘る技術や安全の仕組み、旅客サービスなどをわかりやすく紹介しています。地下鉄プレイランドのコーナーは、本物と同じ運転台で運転できる千代田線シミュレータや鉄道模型、ジオラマなどが揃っています。
住所:東京都江戸川区東葛西六丁目3番1号
お問い合わせ:03-3878-5011
ホームページ:http://www.chikahaku.jp/
台東区の上野公園内にある同美術館では、文字通り西洋の絵画や彫刻、アート作品が充実しています。常設展示では有名なロダンの「考える人」の彫像をはじめ、ルネサンス期の絵画からドラクロワ、ゴッホ、ミレー、モネといった巨匠の作品が年代ごとに並んでいます。2009年9月19日(土)からは同美術館50周年記念事業として「ローマ 未来の原風景」「古代ローマ帝国の遺産」といった展覧会が開催されます。
住所:東京都台東区上野公園7番7号
お問い合わせ:03-5777-8600
ホームページ:http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
スポーツをテーマにした同博物館では、日本人選手がどのようにして世界と戦ってきたのか、その歴史に触れることができます。注目したいのはオリンピックの歴史。日本初のメダル(男子テニスプレイヤー・熊谷一弥)や、日本初の金メダル(男子三段跳び・織田幹雄)の他、貴重な資料が展示されています。その他、明治時代の野球用具や大正時代のスキー、昔のスポーツといえる「けまり」の用具展示などもあります。
住所:東京都新宿区霞ヶ丘町10番2号
お問い合わせ:03-3403-1159
ホームページ:http://www.naash.go.jp/muse/index.html
江戸・東京の歴史遺産を守るべく、浮世絵や絵巻、着物、古地図など約2,500点、大型模型など約50点あまりが展示されています。巨大な吹き抜け空間に、綿密な調査研究を踏まえて実物大に復元した大型模型は一見の価値あり。また、9月27日(日)まで、企画展「江戸東京ねこづくし展」を開催中。猫をかたどった古い道具や、浮世絵や小説の中の猫、彫刻や招き猫など、猫好きならぜひとも足を運びたい展覧会となっています。
住所:東京都墨田区横網1-4-1
お問い合わせ:03-3626-9974
ホームページ:http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
 
 
今後の特集の参考にさせていただきます。
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