この地のB級ご当地グルメも、熊谷特有の「暑さ」に由来しています。といってもアツアツのおでんや鍋料理ではありません!「暑さ」を和らげる食べ物です。それが写真の「雪くま」。
「雪くま」は、熊谷のおいしい水から作った貫目氷を、雪のようにふわっと削り、協賛店ごとにオリジナルのシロップを使用したかき氷のこと。近年、「フラッペ」などの名前で売られているカキ氷の多くは、削り目の粗いものが多いですよね。口に入れるとジャリッとする氷つぶが多く含まれています。一方、「雪くま」は文字通り粉雪のような、フワフワとした食感が最大の特長。氷の削り方に細心の注意を払っているからこそ、実現できる味です。昔懐かしい、ふんわりしたカキ氷の優しい口当たり・・・暑い日にはもってこいですよね。
また、市販のシロップではなく、その店オリジナルのシロップや食材を使うことも「雪くま」の条件のひとつです。
写真の小豆が乗っている「雪くま」は、仲町にある「慈げん」の「煎茶あずき」。煎茶の渋味を活かし、すっきりとした後味が大人向けの一品です。いちごがあしらってあるのは、妻沼にある「騎崎屋」の「雪くまいちごミルク」。とちおとめを使ったシロップと、凍らせた「熊谷産完熟いちご」の実がトッピングされています。こちらは材料がなくなり次第終了とのこと。注文したい方はちょっと早めに訪れてみたほうがいいかもしれませんね。
他にも、小江川にある「四季の湯温泉」ではショウガを活かした「ジンジャーほたる」を提供していたり、仲町にある八木橋7階「マーガレット」では「フレッシュトマトのかき氷」があったり、同じく八木橋地階の「コラボ」では「特製大判焼カキ氷」など、他では味わえないオリジナルの味を、市内の随所で楽しむことができます。
ホームページには、これらのお店が掲載されているクーポン券つきのチラシ(PDF形式)もありますので、ぜひプリントアウトして活用してみてはいかがでしょう。
夏の暑さがあるからこそカキ氷の美味しさは際立ち、花火もまた“夕涼み”となります。ぜひとも熊谷で花火と雪くまを体験して、夏らしさを感じてみてください。