じょいふるねっとについて 生活情報 エンターテイメント 便利リンク よくあるお問合せ

特集記事【2010年7/20日号】

花火大会のシーズンが直前に迫ってきました。今年は長引く不況の影響もあり、大会の開催を見合わせた自治体もありますが、なんとか夏の風物詩を地元の人々や観光客にみてもらおうと、頑張って開催に漕ぎつけたところも多くあります。やっぱり花火がないのは寂しいですよね。

そこで今月は、数多く開催される花火大会の中から、B級ご当地グルメを擁する地域で開催される花火大会をご紹介してみたいと思います。

全国津々浦々のB級ご当地グルメが競い合う「B-1グランプリ」の影響もあり、このところ魅力的なB級ご当地グルメがたくさん誕生しています。地域の特産物を駆使したり、古くから伝わっていたものの、近年お目にかからなくなった料理を復活させるなどして、皆さん知恵を絞って美味しいB級グルメを前面に推し、街おこしを行なっているようです。高級料理ではなく、あくまでも庶民的な“B級”であるところがポイント。誰でも気軽にその味を楽しむことができます。

それではさっそく、ご紹介していきましょう!
神奈川県の三浦半島といえば、いくつもの海水浴場が点在し、都心からもアクセスしやすい夏の避暑地として知られています。その半島の最南端に広がっているのが三浦市。豊かな自然と、海の幸、山の幸が味わえるスポットです。

この地で行なわれるのが、「第30回記念三浦海岸納涼まつり花火大会」。今年で節目の30回目を迎える大会は、8月3日(火)の19時30分からスタート(荒天の場合は翌日順延)。打ち上げ場所となるのは、三浦海岸海水浴場の沖合い約300メートルの地点です。

同海水浴場は、関東でも屈指の規模を誇る遠浅の海、さらに湘南などに比べると砂の色が白く、リゾート気分が味わえることが特長。さらに最寄の京浜急行三浦海岸駅から歩いて3分と、アクセスも楽チンです。

浜そのものは、ゆるやかな曲線を描くように広がっているため、砂浜のどの地点も、ある意味で花火鑑賞の特等席。ゆったりと夏の夜を満喫することができます。

花火大会の目玉は、海面上で半円を描き、孔雀が羽根を広げたような形になる水中花火「水中孔雀」と、次から次に連続で発射される「スターマイン」との競演。その迫力と美しさに、見物客からも感嘆の声が上がります。さらに今年は、第30回記念花火の打上げを企画しているとのこと。打ち上げ総数は約3000発です。どんな花火の競演となるのか、今から楽しみですね!

その他、三浦半島の南端には水族館「京急油壷マリンパーク」や、詩人・北原白秋ゆかりの地で美しい景観が広がる城ヶ島など、見どころも豊富。海水浴と花火、さらに観光スポットを巡って、お腹が空いたら、これからご紹介するご当地グルメを満喫してみてください。
神奈川県三浦市といえば、まぐろ。三浦半島の南端に位置する三崎港では、メバチマグロやクロマグロ、インドマグロなど、1日に600本から1500本程度、冷凍まぐろ類の取引が行なわれています。ちなみに、取引が行なわれている魚市場では一般人の買い付けはできませんが、見学することは可能です。新鮮なまぐろを買ったり食べたりしたい場合は、魚市場から程近い三崎朝市の会場へ出かけてみましょう。毎週日曜のみ、朝5時から9時まで営業しています。

三崎では、お刺身やヅケ丼などの定番まぐろ料理の美味しさはもちろんのこと、まぐろと新鮮な野菜を具にした肉まん風の「とろまん」や、「まぐろソースカツ丼」など、風変わりなB級ご当地グルメも人気。さらに現在、脚光を集めているのが「三崎まぐろラーメン」です。

かつて三浦のまぐろ漁は今よりも盛んで、鮪漁業者たちの胃袋を満たすため、大衆中華料理店がたくさん存在していたのだとか。そのうちの一店が、まぐろを使ったラーメンを開発。他の料理店もこぞってメニューにその名を載せ、地元では人気を博していたそうです。しかしながら漁業の衰退とともに、これらお店も軒並み撤退。当のまぐろラーメンも一旦は消滅していたのですが、地元の有志による「三浦中華料理研究会」によって復活。今では、遠方からこのラーメン目当てに訪れるお客もいるほど、その名が広まっています。

三崎まぐろラーメンには2つの系統があり、ひとつはスープを口に含むと、まぐろの風味が濃厚に感じられるタイプ。もうひとつは、程よくまぐろの味がするバランス重視のタイプです。

前者が食べられるのは、京急油壷マリンパークの園内レストランや、三崎港付近の「中華料理 港楽亭」など。後者のタイプは、同じく三崎港付近の「中華料理 牡丹(ぼたん)」や、「中華料理 舌鼓(たんこ)」など。「中華料理 牡丹」の三崎まぐろラーメンは、生のまぐろがラーメンに乗り、その温度でだんだんと半生になっていきます。お店によって多種多彩なアレンジがなされつつも、「スープにはまぐろでとったダシを入れる」「トッピングにもまぐろを用いる」「現状に満足せずに改良を重ね、進化したメニューには“バージョン2”“2号”といった語句をつける」といった決まりごとを守り、ご当地グルメとして確立しています。

三浦にお出かけの際には、ぜひともその味を堪能してみてください!
■三浦海岸納涼まつり花火大会
住所:神奈川県三浦市南下浦町上宮田(三浦海岸海水浴場)
お問い合わせ:046-882-1111(三浦市役所 経済振興部商工観光課)
ホームページ:http://www.city.miura.kanagawa.jp/shoukou/summer_nouryoumaturi.html
■三崎まぐろラーメン
ホームページ:http://mmramen.sakura.ne.jp/
 
静岡県の西部一帯は、かつて「遠州」と呼ばれた地。現在では、袋井(ふくろい)市などが遠州にあたります。この地で行なわれるのが、「全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火2010」です。

通常の花火大会と異なるのは、全国の花火師たちによる“技”の競演であること。芸術性の高い花火が次から次へと打ちあがり、夜空を染め上げます。同じく競技大会である秋田県の大曲(おおまがり)の花火大会は8月最終土曜、茨城県土浦の花火大会は10月。いずれも花火大会の本格シーズンから少しずらして開催されていますが、遠州の花火はシーズンど真ん中の8月7日(土)開催。この時期に名人の力作が揃う大会は、あまりありません。

打ち上げ場所となるのは、袋井市を流れる原野谷川の河川敷親水公園。19時から21時まで、たっぷり2時間の予定です。打ち上げ総数は2万発以上にも上ります。オープニング花火として祝砲スターマインが上がり、第一部がスタート。

競技部門は「創作逸品花火の部」です。他ではなかなかお目にかかれないような、創作花火が次々と打ちあがり、大玉100連発豪華対打や、日本一名曲メロディスターマインなどの趣向で第一部が終了します。

第二部は、規定競技ともいえる「8号玉割物2発とスターマインの部」。こちらは組み合わせの妙を楽しめるはず。夜空をキャンバスにして、いかに美しく展開させるかが腕の見せどころです。その後、大会のフィナーレとして、空中ナイアガラ大富士瀑布や、日本一ジャンボワイドスターマインが夜空を彩ります。

全国各地で選抜された、日本煙火芸術協会所属の優秀な花火会社が競い合う祭典。他の大会とはひと味違う花火を鑑賞してみてはいかがでしょう。
袋井が誇るB級ご当地グルメは、「たまごふわふわ」。醤油風味のカツオのだし汁が利いているとともに、口にした瞬間、ふわっと消える不思議な食感が人気のたまご料理です。右の写真は、袋井にある日帰り温泉施設「遠州 和の湯」の「たまごふわふわ」。ふんわりとした玉子の下には季節の具が敷いてあります。

見た目通りの、なんとも可愛らしいネーミングですが、その起源は江戸時代にまでさかのぼります。

かつて袋井には、東海道五十三次のど真ん中「袋井宿」がありました。江戸から数えても、京都から数えても27番目の宿場にあたる中間地点です。東海道を行き来した人は「ようやく半分まで来たか」と、この地でひと息ついたことでしょう。

そんな旅人達に向けて供されていたのが、この「たまごふわふわ」という料理。1813年、大阪の豪商だった升屋平右衛門重芳は、自身が記録した「仙台下向日記」の中で大田本陣の朝食の膳の記録にあります。その他、十返舎一九の代表作「東海道中膝栗毛」にも登場し、日本最古の卵料理で将軍家のもてなし料理の献立にもあります。かの新撰組の隊長、近藤勇も好物だったとか。

当時は位の高い人にしかなかなか口に出来なかったかもしれませんが、今は誰もが楽しめるB級グルメとして華々しく復活。袋井市には、江戸時代のレシピを再現した「たまごふわふわ」をメニューに載せる店が8軒、お菓子やジェラートとしてアレンジした、“創作版”の「たまごふわふわ」を提供する店が8軒あります。

左の写真は、袋井駅前にある「お菓子処 五太夫 きくや」の創作メニュー「たまごふわふわ みそカステラ」。「たまごふわふわ」をカステラ風にアレンジしたもので、ふわふわ感覚はもちろん健在。トッピングは季節によって変わるそうです。

江戸から伝わる伝統の「たまごふわふわ」を味わうもよし。創意工夫が施され、さまざまな料理にアレンジされた現代版「たまごふわふわ」を楽しむもよし。

花火とともに、ぜひとも堪能してください。
■ふくろい遠州の花火2010
住所:静岡県袋井市原野谷川河川敷親水公園
お問い合わせ:0538-42-6151(ふくろい遠州の花火実行委員会)
ホームページ:http://www.fukuroi-hanabi.net/
■たまごふわふわ
ホームページ:http://www.fukuroi-hot-navi.jp/h_fuwafuwa11.htm
 
神奈川県のほぼ中央に位置し、小田急線やJRで都心からもアクセスしやすい厚木。この地の最大のイベントが、8月6、7、8日の3日間に渡って開かれる「あつぎ鮎まつり」です。

会場となるのは、市内を流れる相模川、中津川、小鮎川の3つの川が合流するところにある「光と水辺の広場」をはじめ、厚木中央公園や中央通り、厚木なかちょう大通り、本厚木駅北口広場など。周囲はお祭りムード一色に包まれます。

大花火大会の開催は8月7日(土)。この日は午後1時から中央通りで行なわれる開会式とオープニングパレードを皮切りに、あつぎDANBEパフォーマンスコンテストや花火カウントダウンライブが行なわれます。そして夜の7時から光と水辺の広場にて、待望の大花火大会。打上げ総数は約10,000発で、川面に反射する花火の光の美しさも含め、ダイナミックで豪華絢爛な花火絵巻が繰り広げられます。

連発花火「スターマイン」と仕掛け花火の競演は、毎年恒例の見どころのひとつ。止めどなく打ちあがる花火に大輪の花火が混じりあい、息を飲むほどの感動をもたらしてくれます。

全長250mもの大規模な仕掛け花火「ナイアガラ」も見逃せませんよ!

花火以外の催しも、少しご紹介しておきましょう。8月6日(金)は前夜祭。厚木中央公園ではフードコートが設置され、J-POPシーンで活躍する中村中(なかむら あたる)さんの他、厚木にゆかりのあるインディーズバンドが多数出演するスペシャルコンサートが17時半から20時まで開催されます。

8月8日(日)は、早朝6時半より清掃。昨晩花火大会が行なわれた地域の清掃で、ボランティアの参加者も歓迎しているとのことです。そして11時からは、「小学生 鮎のつかみどり大会」。こちらは小学生のみ参加可能です。子ども達にとっては、美しい川があるからこそ体験できる、かけがえのない思い出になることでしょう。
B級グルメの存在を一躍有名にしたといえるのが、「B級ご当地グルメの祭典 B-1グランプリ」。年に1度、全国のB級グルメが雌雄を決する大会で、静岡県富士宮市の「富士宮やきそば」は2度優勝したことから、全国区の知名度を得るまでになりました。その2008年の大会で優勝したのが、厚木が誇る「厚木シロコロ・ホルモン」です。

戦後、養豚業が盛んだった厚木には豚肉の処理場があり、鮮度の高い豚肉とその内臓が手に入りやすい環境にありました。そのため豚ホルモンを出すお店が増え、現在に至ります。今も神奈川食肉センターが市内の岡田地区にあるため、「厚木=新鮮なホルモン」という図式は健在です。

ここで改めて説明しますと、ホルモン焼きとは内臓を焼く料理のこと。“シロ”とは小腸と大腸のことです。一般的な焼肉屋では、シロは腸を割き、ボイルされた状態で出されるため、平べったく、厚みもそんなにありません。しかし厚木では、やわらかい大腸のみを割かずに、ボイルもしない状態で流通しています。そのため、コロコロとした見た目の外側は柔らかな歯ごたえがあり、中は脂がジューシーに行き渡っているホルモン焼きに仕上がります。これが「厚木シロコロ・ホルモン」です。

現在、厚木市内で「厚木シロコロ・ホルモン」を食べられるお店は50軒以上。各店とも、独自の味噌ダレで味付けをして、網焼きで提供しているところが一般的です。市内の精肉店の中にも、厚木市食肉センターからシロコロを仕入れているところがあります。

ちなみに、各店ではなくB級グルメイベントなどで販売される厚木シロコロ・ホルモンは、食品衛生を考慮して一旦ボイルしたものに味付けしてパックに詰め、冷凍保存したものを解凍して焼いているため、お店で食べられるものとは若干異なるんだそう。

なお、知名度の上昇とともに、大腸以外の部位を使ったり、見た目も異なるニセモノも出回っているのだとか。さらに厚木シロコロ・ホルモンの普及に努めてきた「厚木シロコロ・ホルモン探検隊」によると、通販は一切していないとのこと。そのため現在では、認定店、推奨店制度が始まっていて、ホームページで食べられるお店を確認することができます。本物の味を、ぜひとも現地で味わってみてくださいね。
■第64回あつぎ鮎まつり大花火大会
住所:神奈川県厚木市
お問い合わせ:046-228-1131(厚木市観光協会)
ホームページ:http://www.atsugi-kankou.jp/ayu.htm
■厚木シロコロ・ホルモン探検隊
ホームページ:http://4656.jp/
  じょいふるねっとは
マンションライフに
快適なインターネット
接続環境を提供します。
 
ご意見・お問い合わせ
じょいふるねっとに関するご意見、お問い合わせは下記リンク先のお問い合わせフォーム、もしくはデジタルコミュニケーション株式会社までお電話にてご連絡ください。
 
トップページじょいふるねっとについて生活情報エンターテイメント便利リンクよくあるお問合せ個人情報のお取り扱いについてお問い合わせ