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特集記事【2010年8/20日号】

食欲の秋、収穫の秋がやってきます。フルーツ狩りやきのこ狩り、芋掘りなど、家族や仲間同士で楽しめる“食”のレジャーシーズンともいえるでしょう。

そこで今回は、さまざまな“狩り”を紹介したいわけですが、もうひとつ、「オーナー制度」についても随所にご紹介していきます。オーナー制度とは一般的に、果樹1本や畑の一画などの一年限定オーナーになる制度のこと。天候などの条件によって収穫量は上下しますが、最低保障数が設定されていて、「オーナーになったけれど収穫ゼロだった」というような損をすることはないシステムになっているところがほとんどです。

秋に収穫できる作物を春先に契約しておいて、その成長ぶりを教えてもらったり、実際に現地へ赴いて農作業体験をするといったことも可能ですが、収穫ギリギリまでオーナーを募集していて、収穫のみ体験できるといったこともあります。なかなか現地へ赴けない方は、代わりに農家の方がお世話してくれるシステムです。

収穫の楽しみが味わえる、さまざまな「狩り」や「オーナー制度」についてさっそくご紹介しましょう!
みかんやオレンジをはじめ、かぼす、すだち、ざぼんなど、日本には実に多くの柑橘類が栽培されています。その中で、実際に実を食べるというより、料理などの香りづけや酸味のアクセントとして重宝されているのが柚子(ゆず)です。日本は、世界で最も柚子を生産・消費している国。昔から和食には欠かせないものとして存在してきました。

そんな柚子の産地はどこか?最も収穫量が多いのが高知県で、徳島県、愛知県と続きます。この3つの県で全国の収穫量の7割以上を占めているほどです。

しかしながら、全国的に占める割合は極めて少ないものの、埼玉県でも栽培されていることをご存じでしょうか?今回ご紹介したい柚子の産地は、埼玉県の南西部に位置する毛呂山町(もろやままち)です。

本来、柚子は奈良時代に中国から渡ってきたといわれています。昔から薬味として、あるいは薬用として重宝されてきましたが「自宅周辺に実っているものを使う」ことが一般的だったとか。時は流れて昭和初期、この地で養蚕を営んでいた串田市太郎氏が、日本で初めて本格的に“栽培”に着手したといわれています。「お腹が膨らむ」ものではなく「香りを楽しむ」ものを栽培するという発想は当時の人々にとっては物珍しく映ったはず。栽培は成功し、地域一帯に広まり、「桂木ゆず」の銘柄として全国に名を馳せるまでになったそうです。

昭和30年代から50年代にかけて、埼玉県の柚子は全国でも大きなシェアを占めていましたが、以降は四国県勢がトップの座を占めている状況です。しかしながら、温暖な気候のもと、日本最古の地といわれる毛呂山町の柚子は健在。都心から程近い距離に柚子農園が点在し、秋になると収穫で賑わいをみせています。
毛呂山町の柚子は、品質の良さと香りの強さが特長。柚子の香りに包まれながら、収穫してみたいですよね。毛呂山町に数多くある柚子農園では、柚子の木ごとに契約するオーナー制度を採用しています。

柚子の収穫は、8月から行なうことが可能。8月から10月上旬にかけて採れるのは、いわゆる「青柚子」。濃い緑色をした青柚子は、独特の若々しい香りを漂わせます。10月下旬になると「黄柚子」。お馴染みの黄色でデコボコとした柚子です。

申込み方法は、まず桂木ゆずオーナー組合のホームページから、農家の方々へ直接電話を入れます。そして現地を訪れて、どの木のオーナーになるか選ぶ。その後は、各農家の方が剪定や下草刈りなどの手入れをしてくれますので、次に訪れるのは収穫時でOK。基本的にいつでも訪れて収穫することができます。

この地で柚子農園を営む青木甫(あおきはじめ)さんによると「秋の終わりごろに訪れて一気に実った柚子を収穫するオーナーもいれば、3〜4回訪れて、その都度収穫する方もいらっしゃいます」とのこと。基本的にオーナー契約期間は1年で、オーナーを続けたい場合は1年ごとに更新するシステムだそうです。

また、農園によって低木が多いところや、高枝バサミなどで狩る必要があるところなど様々ですので、問い合わせ時に確認しておきましょう。さて、気になるお値段ですが、結実量により1樹当たり3000円〜10000円程度が契約価格となります。また、少量で十分という方に向けて、個数による契約も用意されています。

晩秋の柚子狩りは、なんとも楽しそう。古くから栽培している地だけあって、毛呂山町の柚子の木は樹齢100年を超えるものもあります。それら柚子の実が熟し、山の斜面を黄色く染める晩秋は、見ごたえ十分。最も栽培が盛んな桂木地区には、桂木川に沿って伸びる「ゆずの散歩道」があり、秋には清流沿いに植えられた柚子を眺めながらの自然散策が楽しめます。

ぜひとも柚子のオーナーになって、秋のピクニックがてら、毛呂山の地を訪れてみてはいかがでしょう。
■柚子(毛呂山町)
住所:埼玉県入間郡毛呂山町
お問い合わせ:049-295-2112(毛呂山町役場)
ホームページ:http://www.town.moroyama.saitama.jp/yuzu/index.htm
■桂木ゆずオーナー組合
ホームページ:http://katurakiyuzu.web.fc2.com/
 
秋が深まる頃に“旬”が到来する海産物は多数あります。そのうちのひとつが「牡蠣」。現在は夏場でも「岩牡蠣」が旬を迎え、その味覚を年中味わうことができますが、やはり秋から冬にかけての牡蠣は最高です!

牡蠣の産地といえば、北海道の厚岸や東北地方の三陸海岸沿岸、広島や岡山といった瀬戸内海沿岸など全国各地にありますが、九州にも佐賀県や長崎県など、質の高い牡蠣が獲れる地域があるんです。

今回ご紹介するのは、長崎県にある島、九十九島(くじゅうくしま)。長崎県の佐世保市と平戸市にかけて、北松浦半島の西岸に位置するリアス式海岸の群島です。

三陸海岸も切り立った崖、入り組んだ海岸線で有名なリアス式海岸ですが、山と海が近い立地は牡蠣の棲息に適しています。その理由は、山で蓄えられた養分がそのまま海に流れ込み、牡蠣のえさとなるプランクトンが発生しやすいため。夏場と冬場の水温の差が大きいことも牡蠣の成長を促し、「海のミルク」ならではのコクと深い味わいが備わります。また、風光明媚で知られる九十九島は波が穏やかであることも、牡蠣の養殖に適しているというわけです。

牡蠣が栄養を蓄えるのは、晩秋から冬にかけて。牡蠣の種類にもよりますが、日本で最もポピュラーなマガキなど、この時期が最も美味といえるでしょう。昔は、英語で「R」のつく月に牡蠣を食べるなとよくいわれていましたが、昨今では冷凍技術や流通技術の発達により、「食あたり」の心配も昔より大幅になくなったといえます。食あたり云々よりも、「もっとも美味しい時期に食べてほしい」という意味なら、確かにそうかもしれませんね。

九十九島の牡蠣は、通常の牡蠣に比べて小ぶりではありますが、殻いっぱいにギッシリ詰まった身が魅力。全国各地のオイスターバーなどでも人気を博しています。ぜひとも味わってみたいですよね!
皆さんご承知のとおり、牡蠣は高級食材。特に外食で牡蠣を味わうとなると、「もっと食べたいけれど財布の都合が・・・」と躊躇することもあるのでは?そんな方におすすめしたいのが、牡蠣のオーナー制度。九十九島で牡蠣の養殖を営むマルモ水産では、オーナー制度を実施中です。

オーナー権は1口15000円。何口でも購入することができます。募集期間は9月末までで、最低保障量は110個。育ちが良いと最大で150個もの牡蠣を入手できます(天災などで生産できない場合は全額返金となります)。収穫時期は1月中旬以降で、配送されるのは1月中旬から3月初旬まで。嬉しいのは、3箇所まで送料込みのお値段であること。つまり、仲の良い友達同士でお金を出し合ってオーナーになり、収穫された牡蠣をそれぞれの自宅まで送ってくれる点です。「まだかまだか」と配送されるのを指折り数えて待つのも、オーナー制度ならではの愉しみですね。

さらに「オーナー」である以上、何かオーナーらしい特典があるといいなぁと思いませんか?そうした方に向けて、牡蠣の育成状況をメールで配信したり、写真を郵送してくれるといったサービスもマルモ水産では実施しています。また、牡蠣オーナーの権利証も発行してくれるそうです。

さて、オーナー制度の産直もいいけれど、旅行して現地で味わってみたい!という気持ちも当然ながらありますよね。マルモ水産では現地に「海上かき小屋」を用意しています。これはオーナー制度とは関係なく、どなたでも利用可能。水揚げされたばかりの新鮮なカキを販売していて、小屋内では炭火で自由に焼いて味わうことができます。すぐそばでは、牡蠣を剥く「カキ打ち」作業を眺めることもできて、旅情満点の中で舌鼓を打つことができるというわけです。

国立公園としても指定されている九十九島へのグルメ旅、ぜひ今年の秋から冬にかけて、計画してみませんか?
■牡蠣(九十九島)
住所:長崎県佐世保市船越町
お問い合わせ:0956−28−0602(マルモ水産)
ホームページ:http://item.rakuten.co.jp/99sima/ko-0001/
 
秋が深まると共に、つややかで赤々とした実をつけるりんご。青森県に次いで生産量が多いのは、長野県です。なかでも県北に位置する飯綱町はりんごの栽培が盛ん。春にはりんごの花が至るところで開花し、秋から冬にかけて赤々としたりんごが実ります。

長野市から飯綱町、豊野町を結ぶ国道18号線は通称“アップルライン”と呼ばれ、シーズンになると直売所が点々と並ぶうえ、周辺には手軽にりんご狩りが楽しめるりんご農園が点在しています。

特に今回お伝えしたいのは、飯綱町のりんごオーナー制度。りんご最低保障40kgコースは23000円、りんご最低保障20kgコースなら14000円でオーナーになることができます。最低保障からどのくらい上積みされるかは、天候などの条件次第。少しでも多く実って欲しいですよね。

収穫時期は、11月初旬から中旬にかけて。申込みを行なうと、りんごオーナーの案内と振込用紙が送付されてくるので、代金を振り込んだ時点で晴れてオーナーとなるシステムです。その後、農家と相談しながら収穫時期を決めていきます。早めに申し込んだ場合は、収穫のみならず葉摘みや摘果といった作業を体験することも可能です。

収穫できるりんごの種類は、皆さんよくご存じの「ふじ」。糖度が高く酸味が少なめで、 香りは豊潤、さらにジューシーさも特長です。また、実がしっかりと詰まっていて柔らかくなりづらいため、日持ちします。まさにオーナー制度にはうってつけというわけです。

収穫しに現地に赴けない、という方は、りんごを農家の方が収穫して配送するサービスも行なっています。こちらは送料、諸経費はオーナー負担となります。ただ、せっかくオーナーになったからには、やっぱり現地で、自らの手で収穫してみたいですよね。そんな方にピッタリの“特典”が、飯綱町のりんごオーナー制度には備わっているんです。
飯綱町のりんごオーナー制度には、プラスアルファがあります。それは、オーナーになるとさまざまな特典を受けられるようになっている点です。

特典は、3つの中から選ぶシステム。1つめは、「温泉・そばコース」。日帰り温泉施設「天狗の館」、パターゴルフなどのレジャー施設利用券6000円相当に、1600円分のそば処「よこ亭」の食事券がついています。合わせると7600円相当となり、ずいぶんとお得です。

2つめは、「ふるさと加工品コース」。手作り味噌やおやき、地鶏ハンバーグなど8品の中からお好みの3つをチョイスできるコースで、旬の野菜もついてきます。詰め合わせになって自宅に配送されてくる仕組みです。

3つめは、飯綱町産のりんごで作ったシードル、オールフルーツジャム、ドレッシングをセットにして自宅配送される特典です。うーん、どれも魅力的ですよね!単なる産地直送ではない、“オーナー”ならではの魅力が詰まっています。

しかも、これだけではありません。すべてのコースに、ペンション宿泊割引券をはじめ、「いいづなアップルミュージアム」や「いいづな歴史ふれあい館」の無料入館券、レストランサンクゼールではりんごシードル1杯無料券など、お得な観光クーポン券がついてきます。

いいづなアップルミュージアムは、かのニュートンが万有引力の法則を発見した際のりんご「ニュートンピピン」をはじめ、珍しいりんごの木が植えられている他、りんごを描いた巨匠たちの絵画や写真などの芸術展示、品種や歴史、栽培や料理、効能などがわかる展示が充実。あらゆる角度から、りんごにフォーカスしているミュージアムです。

いいづな歴史ふれあい館は、かつて北国街道の宿場町として栄えた飯綱の歴史がわかる他、350ミリの反射望遠鏡があり、定期的に星空観望会が催されています。都会では想像できないほどの星空を体感する、よい機会になるはずです。

飯綱町のりんごオーナー制度は、りんご農園だけでなく、町ぐるみで取り組んでいるからこそ生まれたオーナー制度といえるでしょう。ぜひ、豊潤なりんごと飯綱の観光を楽しんでみてください。
■りんご(飯綱町)
住所:長野県上水内郡飯綱町
お問い合わせ:026-253-7788(飯綱町観光協会)
ホームページ:http://www.1127.info/(飯綱町観光協会)
■飯綱町のりんごオーナー制度(PDF)
http://www.town.iizuna.nagano.jp/sosiki/sangyoukensetsu/nourin/22ringoona.pdf
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