まずは、鶴岡八幡宮。日本に数ある八幡様の中でも、京都府の岩清水八幡宮、大分県の宇佐八幡宮と共に「日本三大八幡宮」に数えられる神社です。鎌倉幕府を設立した源頼朝は、鶴岡八幡宮を源氏の氏神と定め、この地を中心に鎌倉の町づくりを行いました。
三の鳥居をくぐってすぐ、両脇に広がるのは源平池。夏場は大きな池のいちめんに白い蓮の花が咲き誇ります。
そのまままっすぐ進むと、おごそかで美しい舞殿が見えてきます。源義経伝説のヒロインにして、日本史上きっての美人といわれる静御前(しずかごぜん)が、義経を慕って舞を披露した若宮廻廊跡に建てられているとか。
ちょうど訪れた時は、ここで神前結婚式が行われていました。境内の中心で催される結婚式は、さぞかし記憶に残るはずです。
さらに進むと、大石段。登り切って振り返ると、かなり遠くまで見渡すことができて、なんとも晴れやかな気分!
そして本宮は、国の重要文化財に指定されています。この時も、本宮にはお参りの長蛇の列が出来ていました。
本宮の他にも、境内で最も古い室町期に建てられた丸山稲荷社や、源頼朝公らが祀られている白旗神社など、霊験あらたかなスポットが点在しています。