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特集記事【2011年2/20日号】

桜の季節が一段落すると、次に私達の目を楽しませてくれるのは藤の花。桜同様に、なんとも日本らしい清楚な花ですよね。かの万葉集にも登場するほど、日本古来の花として親しまれています。そんな藤の花を「もうお腹いっぱい!」というほど堪能できるのが、栃木県にある「あしかがフラワーパーク」です。

四季折々の花が咲く同園ですが、中でも藤の花が咲く季節は多くの観光客が訪れます。咲き始めるのは、例年4月中旬頃から。以降、種類によって次々と花開き、5月の終わり頃まで長期間楽しめるところが魅力です。

まず最初に咲くのは「うすべに藤」。日本を代表する原種といわれている「野田藤」の一種で、その名前のとおり薄く淡い紅色が特長です。そして「むらさき藤」。皆さんが思い浮かべる藤の紫色が映える種類です。また、通常藤の花といえば、平らな「棚」から垂れている姿を想像しますが、同園は“庭木としての藤の花”の姿を活かす仕立て方をしているところが他とはちょっと違います。れっきとした“樹木”の姿に、雲のようにこんもりとした花が咲いている姿が見られるのは同園ならではのことです。

そして同園の象徴ともいえるのが4本の「大藤」。樹齢は130年ともいわれ、足利市の重要文化財天然記念樹に指定されています。その藤棚の面積は、なんと1000平方メートルにも及ぶほど!房の長さも通常は30〜50センチくらいですが、大藤は1メートルを超えるほどの大きさです。とにかく、ものすごい迫力に圧倒されるのは間違いありません。

大藤の見頃は、例年ゴールデンウィーク頃となります。一生に一度は見たいと思わせてくれる、春の芸術といえるでしょう。
次に咲くのは「白藤」。文字通り、純白の藤の花です。同園では白藤が80mに及ぶトンネル状になっていて、その下を歩くことができます。まるで天から宝石が降り注いでいるような錯覚を感じることでしょう。

そして「八重藤」。おなじみの種類の後に「八重」が咲くということでは、桜の花と一緒ですね。同園の八重藤は「八重黒龍藤」といい、野田藤系である黒龍藤の突然変異といわれています。香りの強さもさることながら、注目すべきはその姿。八重といわれるだけあって花弁が多く、まるで葡萄のようにすら見えます。これも他ではなかなか見られない必見の藤の花です。

藤のシーズンの最後を飾るのは、約200本の「きばな藤」。厳密には藤の種ではなく、キングサリ属の最も大きな花なんだそうですが、一見すると藤の花にしか見えません。しかも鮮やかな黄色ですので、“天上に咲く菜の花”といった風情。こちらも白藤と同様に、トンネルを形作っています。例年5月20日過ぎまでが見頃です。

同園の春の主役は藤といっても過言ではありませんが、他にも色とりどりの花で賑わっています。3月下旬から4月下旬にかけてはチューリップ。その数は約20,000球にも及びます。白い小花が咲く「雪柳」の盛りもチューリップと同じ頃。葉っぱに粉雪がついたようにみえて、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

大きな花弁でありながらも、どこか素朴な印象を与えるクレマチスは500株。ツツジ科のシャクナゲは1,000本。いずれも4月半ばから5月、6月にかけて花を咲かせます。藤の花からバトンタッチを受けるかたちで咲き始めるのはバラの花。赤や黄色、オレンジなど、多彩なバラが同園の「レインボーガーデン」を彩ります。
■あしかがフラワーパーク
 ホームページ:http://www.ashikaga.co.jp/
 
新緑の季節になると、すがすがしい野山にお出かけする方も多くなると思います。そんな季節に彩りを添えるのが、つつじの花です。

つつじというと、街中でも頻繁に見かける花ですので、「そんな、わざわざ出かけて見なくても・・・」と思われるかもしれませんが、たくさんのつつじが群生して咲いている姿や、樹齢100年を超えるような巨木を見ると、「来てよかった!」と必ず思っていただけるはずです!

まずは東京・根津神社
例年4月上旬から5月上旬にかけてが見頃となり、同期間に「文京つつじまつり」が開催されます。境内にあるつつじ苑は約2000坪。

約50種3000株のつつじが競い合うように咲き誇り、多くのお花見客で賑わいます。起伏に富んでいるため、見下ろして眺めることも可能。つつじの色合いが微妙に異なっている様子がよくわかり、美しいこと、この上ありません。

もっとも華々しいのは例年4月下旬頃ですが、種類によって“早咲き”と“遅咲き”があります。花弁の外側が白く、中央部が濃いピンク色の「キリン」がまず開花し、濃い紅色の「キリシマ」が続きます。

その後、小ぶりな「フジツツジ」、淡紅色で花弁が細く、風車のような「ハマグルマ」、“黒つつじ”とも呼ばれる「カラフネ」などが開花。出かける時期によって苑内は微妙に趣きを変えるため、時期をずらして再度出向いてみても面白いですよ。

なお、同神社の「文京つつじまつり」期間には、甘酒茶屋や植木市、露天も登場。土・日・祝日には箏曲や和太鼓、奉納演芸などの行事が催されます。都会のど真ん中で堪能するつつじの花見、ぜひ出かけてみてください。
根津神社よりも若干早めに見頃を迎える地域もあります。そのひとつが、埼玉県の西北部に位置する長瀞(ながとろ)町。例年4月10日前後、新緑が目にまぶしい長瀞を見下ろす岩根山が、つつじに覆われます。

岩根山では例年4月1日から4月中旬にかけて「つつじ園」を開園(開花状況により前後する可能性あり)。時間は午前8時から午後5時まで。約1000株ものつつじが群生しており、山々に自然な姿で溶け込んでいるところが特長です。

さらにもうひとつの特長は、その巨木ぶりにあります。通常、つつじといえば腰の高さ、せいぜい大人の頭くらいまでの樹高ですが、岩根山の場合は樹齢100年を超える老木が多く、神社に至る参道では、なんと“つつじのトンネル”をくぐっているような感覚さえ味わえます!つつじの群落にある大山祇神社や岩根神社とのコントラストも絶妙で、春らしい景観を作り出しています。

規模の大きさでいえば、千葉県館山市にある清水公園がオススメ。桜や藤なども見事ですが、4月下旬から5月にかけてはつつじが見頃。園内7万平方mの土地に100品種、2万株のツツジが咲き誇ります。樹齢300年以上を超える江戸時代のツツジ古品種「ヤエキシリマ」や「オオムラサキ」、ヤマツツジの珍種など、希少価値の高いつつじも多く見ることが可能です。例年4月下旬から約2週間に渡って、つつじまつりが開催されます。

一方、5月になってから見頃を迎える地としては、箱根。オススメは「小田急 山のホテル」です。例年5月上旬くらいから、三菱財閥の4代目総帥だった岩崎小彌太男爵が収集したつつじ、約30種3000株が庭園を彩ります。色とりどりのつつじが咲く中を、香りを楽しみながら縫うように歩くと、まさに至福のひととき。さらに素晴らしいのは、その景観です。つつじの背景には富士山や芦ノ湖が広がり、絵画の中に入り込んだような気分を味わうことができます。また、同庭園のシャクナゲも5月半ば頃から咲き始めます。
 
千葉県を横断するように走るローカル線、いすみ鉄道が最も賑わいをみせるのが春。全線26.8kmのうち約15kmで、菜の花が開花します。例年の見頃は2月中旬から4月中旬にかけて。黄色一色に染まった野原を車窓から眺めつつ、ゆっくり、のんびりと列車に揺られていると、まさに夢心地に浸れますよ!また、3月下旬から4月上旬にかけては沿線の桜も開花するため、車窓から菜の花と桜の競演を眺めることができます。沿線屈指の観光スポット、大多喜城の桜も見事ですので、こちらも併せてお楽しみください。
ホームページ:http://www.isumirail.co.jp/
秩父の市街地を一望できる羊山公園は、関東屈指の芝桜の名所。植栽面積は約17600平方メートルにも及び、9種類約40万株の芝桜が丘を埋め尽くします。桃色、薄桃色、白などの芝桜が美しいカーブを描いて植えられているその姿は、まさに“春のじゅうたん”と呼ぶにふさわしい景観です。例年、4月上旬から5月上旬にかけて見頃となります。なお、開花時期のみ入園は有料(一般300円、中学生以下無料)。芝桜の丘の隣りでは、「秩父路の特産市」も開催されるほか、市内でも各種イベントが催されます。また、開花時期の道路は混雑が予想されるため、公共交通機関をご利用ください。
ホームページ:http://www.chichibuji.gr.jp/shiba-img/shiba.htm
神奈川県横須賀市にある「くりはま花の国」の春の風物詩は、野いちめんに咲くポピー。その数、なんと100万本!とりわけ、朱色がかった赤いシャーレーポピー(和名は虞美人草)が咲く5月半ばから6月上旬にかけては圧巻です。例年、4月上旬から6月上旬にかけて「ポピーまつり」が開催されています。まつりの最終日には無料摘み取り体験も可能。ハサミを持参すれば、誰でも摘んで持ち帰ることができます。ちなみに、2月末までは、冷凍処理を施した球根で開花時期を早めた「アイスチューリップ」が見頃ですよ!
ホームページ:http://www.kanagawaparks.com/yokosuka/kurihama/index.html
梅雨入り頃、雨に濡れた姿がいっそう美しい菖蒲の花。濃い紫が“和”を彷彿とさせる、日本らしい花ですよね。東京で菖蒲を眺めるのなら、堀切菖蒲園がオススメ。堀切の菖蒲は江戸時代から庶民に愛でられていたほど歴史が深く、安藤広重などの有名浮世絵師も、この地の菖蒲を錦絵として描いているほど。現在も園内では、200種6000株もの江戸菖蒲を鑑賞することができます。また、同じく葛飾区にある水元公園にも足を運びたいところ。こちらは都内最大級の規模を誇る約100品種20万本の花菖蒲が、6月上旬から下旬にかけて見頃を迎えます。雨の季節には、雨に映える花を眺めに出かけてみませんか?
ホームページ:http://www.katsushika-kanko.com/katsumaru/area/horikiri03/
 
今後の特集の参考にさせていただきます。
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