珍しくてかわいい動物として、大ブレークしてもおかしくないんじゃないか!?と思っている同園の人気者たちをご紹介しましょう。
まずはカナダカワウソ。もともと日本にも生息していたようですが、現在は確認されていません。その姿を目撃した人はカッパと勘違いしたことから、カッパ伝説のルーツになったという説もあるほどです。愛嬌たっぷりで表情豊かな顔をしているので、何か別の生き物と勘違いしてもおかしくありませんよね。
水の中では素早い動きで泳ぎまわるカナダカワウソですが、陸に上がったときも見逃せませんよ。餌の時間が近づいて飼育員さんが通りかかると、写真のようにスックと立ち上がります(笑)。飼育員さんが餌となる魚を頭上に掲げる際も、2頭とも「きをつけ!」の姿勢で、ワンちゃんにご飯をあげるときのような振る舞いをします。その姿は必見ですよ!
もうひとつ、ここでしか見られない動物をご紹介しましょう。それが「エゾクロテン」。テン(貂)はイタチ科の動物で、日本や朝鮮半島に生息する動物です。
エゾクロテンは北海道に生息するテンの仲間で、2009年に園内でケガをしていたところを保護。現在は北海道ゾーン内のヒグマ観察窓の横で暮らしています。
アイヌ語での呼び名は「カスペキラ」。これは「しゃもじを盗む者」という意味なんだとか(笑)。人里に降りてきていたずらをしたり、家禽を襲ったりするため、この名がついたそうです。肉食でワイルドな性格のようですが、姿の可愛らしさとのギャップがたまりません!子犬のような愛らしい表情がなんともいえませんよね。
珍しい動物たちの宝庫といえる釧路市動物園。北海道旅行を計画する際には、ぜひとも観光の候補地として覚えておいてくださいね。