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特集記事【2011年4/20日号】

東京スカイツリーの北側に広がる向島。その東側に位置しているのが東向島エリア。東武伊勢崎線の曳舟駅や東向島駅があります。

このエリアを象徴するスポットは、向島百花園です。江戸後期の骨董商が、交遊のある江戸の文人墨客の協力を得て、草花を鑑賞できる花園を作ったのがはじまり。当時の文化人たちのサロンとして機能してきました。

当初は梅が主でしたが、その後に万葉集などの古典に登場する草花を集め、四季を通じて多種多彩な花が咲く庭となっています。西洋のバラのようなゴージャスさはないものの、つつましさを備えた日本古来の花々の魅力が詰まっている、といった印象です。

桜が“葉桜”となった今の季節は、目に眩しい新緑が園内を覆っています。目を引いたのは、薄桃色のシャクナゲの花。

ツツジの仲間に属していますが、同園のシャクナゲは大ぶりで見応え十分。清楚なドレスのようにもみえます。

他にも、シロバナマンジュシャゲやモクレンなども美しい花をつけていました。

これからの季節は、赤紫の花をつける藤棚が賑わいをみせそう。例年5月上旬頃が開花シーズンとなります。池の一画に植えられた花菖蒲やあやめも、5月から6月にかけて目を楽しませてくれそうです。

また、初夏にはカルガモの幼鳥が池にやってくるとのこと。カルガモの親子の姿に癒されそうです。

また、園内には庭作りに協力した文人墨客たちの句碑や石柱が全部で29、点在しているほか、隅田川七福神のひとつ「福禄寿」が祀られています。

そして、園内からもバッチリと東京スカイツリーがみえました!せせらぎが流れ、ウグイスやシジュウカラが鳴き、秋口には都会では珍しいコオロギやキリギリスが合唱する同園から眺めるスカイツリー。

なんとも不思議な感覚ですが、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょう。
東武伊勢崎線の東向島駅には、東武博物館が隣接しています。ここは、東武鉄道の今と昔がわかるミュージアム。平成元年にオープンしました。鉄道好きなお子さんはもちろん、家族で楽しめるスポットです。

実際の車両展示もふんだんにあります。目を引くのが、明治32年の開業を迎えるにあたり、イギリスからやってきた「5号蒸気機関車」。約70年に渡ってさまざまな改良がなされてきたそうですが、あえて開業時の姿に復元して展示されています。イギリスらしい、気品あるスマートなフォルムの機関車です。ちょっと「きかんしゃトーマス」にも似ています。時間帯によっては汽笛が鳴り、車輪が回転するショーも催されますよ。

そして、昭和26年にお目見えした日光・鬼怒川線特急車にも注目。前面の飾り金の形から“ネコひげ”の愛称で親しまれた列車です。確かにネコのひげっぽくみえますね。濃い赤色のボディにもレトロ感があふれています。

伊勢崎線と隣接している立地を活かした「ウォッチングプロムナード」は、東向島駅のホームの下にあります。ホーム側がガラス窓になっているので、実際に走っている電車の車輪やモーターなどをじっくり間近で観察できる仕組みです。

鉄道関連のミュージアムで人気の運転シミュレーターもありますよ。電車が3台、さらにバスのシミュレーターでは、1コース終了すると運転結果が点数で表示される演出も施されています。関東平野をイメージした横14m奥行き7mの大パノラマでは、コンピュータ制御された約120両の模型電車が走るパノラマショーも随時行われています。

向島百花園も東武博物館も東向島駅のそばにありますので、東京スカイツリーへ向かうなら伊勢崎線を利用すると便利です。ただ、お時間に余裕のある方&じっくり歩きたい方は、ツリーを目印にして歩いてもよいかと思います。

その間に立ち寄りたいおすすめスポットは、鳩の街通り商店街。約80年の歴史を持つ古い商店街で、東京大空襲もまぬがれたため、道幅は限りなく細いです。昭和初期の木造建築もちらほらと残っていて、レトロ気分は上々。なかでもおすすめしたいのが古民家カフェ「こぐま」です。

昭和2年築という年季の入った古民家を改装した、お洒落な和カフェです。店内には昔懐かしい薬棚を活用した棚ギャラリーやブックコーナーがあり、机といすはこちらも懐かしい小学校仕様。特製ひよこ豆のカレーのほか、季節限定の手作りカフェごはんなどのフードの他、ホッと一息つける水出しコーヒーやデザートも充実しています。とても心地いい空間ですので、オススメですよ!
■向島百花園
 ホームページ:http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index032.html
■東武博物館
 ホームページ:http://www.tobu.co.jp/museum/
■古民家カフェ「こぐま」
 ホームページ:http://www.ko-gu-ma.com/
 
昭和の面影をところどころ残す町並みと、都市開発が進んだ近代的なたたずまい、その双方が同居している街、錦糸町。

この街から東京スカイツリーへの散策は、お子さんがいる家族連れでも十分に楽しめます。錦糸町駅北口から歩いて1分のところにある錦糸公園には、野球場やテニスコートに加え、お子さんのための遊具がふんだんにあり、さらに小さなお子さんのためのエリアも整備されています。平日、休日問わず、常にお子さんの歓声が上がっている公園です。

その公園の北に広がっているのが、「錦糸町ショッピングモール オリナス」。2006年にオープンした複合商業施設です。

「olinas モール」エリアには、レディスやメンズ、キッズファッション、雑貨、インテリアなど、個性あふれる専門店が勢揃い。ミッキーたちの楽しいパーティーシーンが広がる店内で、2000種類ものディズニーキャラクターグッズのショッピングが楽しめる「ディズニーストア」も入っています。

一方、「olinas コア」エリアは、大型店舗が各フロアを占めています。地下1階は東急ストア。1階はコムサブランドをはじめ、雑貨やスイーツなど多彩なセレクトショップの要素も併せ持つ「コムサストア」。2階は家具・インテリアでおなじみの「島忠」。3階はベビー総合専門店「ベビーザらス」と、生活のさまざまなシーンのアイテムが揃っています。

また、4階にはシネマコンプレックス「TOHOシネマズ錦糸町」も。最大452席のスクリーンから小規模な110席ほどのスクリーンまで、8つのスクリーンで話題作を鑑賞することができます。

現在は「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜」「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」「『ワンピース3D』×『トリコ3D』」「塔の上のラプンツェル」など、お子さんが楽しめる映画が目白押し。ぜひとも家族一緒に出掛けてみてはいかがでしょう。
「オリナス」のある四ッ目通りをまっすぐ北に15分程歩くと、東京スカイツリーのお膝元である業平・押上地区にたどり着きます。近づくにつれてグングンとその巨大さを増してくるツリーを眺めながら歩くのも醍醐味のひとつです。

ただ、「自然と触れ合いながらツリーのふもとへ行きたい」と思うなら、うってつけのルートがあります。錦糸町駅の西側から業平橋まで、南北にまっすぐ伸びた「大横川親水公園」です。

錦糸町駅北口を出たら、すぐに左へ。300mほど歩くと公園が見えてきます。公園の長さは約1.8km。もとは大横川という川だったところを埋め立ててできた公園です。最初は広々とした石畳が広がり、噴水もあります。遅咲きの桜がポツポツとベンチの前に咲いていて、都会のオアシスといった趣きです。

そのまま公園内を北へ向かうと、沼のような湿地に小川が流れています。鴨のつがいが小川でのんびりと泳いでいました。湿地には、まだ咲いていませんが黄菖蒲が植えられています。5月半ばくらいから咲き始めそうです。また、その頃にはここでザリガニ釣りに興じる子供たちも例年みられるのだとか。四季が感じられるエリアですね。

さらに進むと、今度は水が湧く滝と、大きめの石がゴロゴロと川沿いに現れます。ちょっとした渓谷に来た気分です。次に、広場が出現。墨田界隈の昔話にちなんだモザイク調のパネルが並んでいます。さらに、水遊びができそうな河原が現れました。また、子ども達が長いローラー滑り台で遊んでいます。

そんなぐあいに、細長い公園内を歩くにつれて異なる趣きの風景が現れていくという、ある意味、贅沢な公園なんです。極めつけは釣り堀!130mの水辺で、鯉釣りを楽しむことができます。訪れた日もたくさんの人が釣り糸を垂らしていました。釣り掘の周辺は現在工事が行われているため、スカイツリー方面からこの釣り堀は見えません。ツリーのお膝元に釣り堀があるなんて、ホント、驚きました!

大横川親水公園は、新緑の中をお散歩しながらスカイツリーのお膝元に行ける、隠れた名ルート。ぜひ散策してみてくださいね。
■錦糸町ショッピングモール オリナス
 ホームページ:http://www.olinas.jp/
 
東京スカイツリーから南東の方角にある街、亀戸。もちろん、この地からもツリーのそびえる姿がよく見えます。

亀戸を象徴するスポットといえば、なんといっても亀戸天神でしょう。亀戸駅から徒歩15分ほどの距離にある亀戸天神は、「亀戸の天神さま」「亀戸天満宮」と呼ばれて親しまれています。“天神”ですから、祀られているのは学問の神様、菅原道真公。受験シーズンになると大勢の参拝客で賑わいをみせます。

受験シーズンよりもさらに賑わうのが4月下旬から5月にかけて。その理由は「藤の花」です。江戸時代、亀戸は湿地帯だったことから、水を好む藤の花を初代宮司が植樹したのがはじまりといわれています。

かの五代将軍綱吉公、八代吉宗公が藤の花みたさにこの地を訪れた記録もあり、江戸庶民からも「亀戸の五尺藤」「亀戸の藤浪」と称賛されてきました。現在に至るまで、災害や戦災に見舞われては復興を繰り返してきた亀戸の藤。おそらく今でも、東京では5本の指に入る藤の名所だと思いますよ!

境内にある藤の花は、100株以上。一本の木が藤棚に沿って枝を這わせる藤の花ですから、100本も集まればそれは圧巻!境内の大きな池一面を、淡い紫色の藤が覆い尽くします。

九州の太宰府天満宮の境内に倣って造られた、丸いアーチを描く太鼓橋の上からだと、藤棚を見下ろすことも可能。まるで雲海を見下ろしているかのような気分が味わえます。

この太鼓橋の上は、東京スカイツリー・ウォッチングの絶景スポットでもあります。途中に視界を遮るようなビルもないため、クリアに見えますよ。江戸情緒漂う天神さまの境内から眺めるツリーは、現代の“火の見やぐら”のようです。
亀戸駅から亀戸天神までバスが出ていますが、歩いて15分ほどの距離ですから、昔懐かしいアーケード型の商店街をぶらり歩いてみるのもオススメです。豆屋や栗屋など、下町ならではの商店が軒を連ねています。

明治通りと蔵前通りの交差点から、亀戸天神とは逆方向に30mほど歩いたところにあるのが「亀戸 升本」。店先には、通常よりも小ぶりな大根が並べられています。これがいわゆる亀戸大根です。

亀戸大根は、荒川水系に育まれた肥沃な土壌を持つこの地で、昭和初期頃まで盛んに栽培されていたといいます。ただし現在は宅地化が進み、希少価値の高い幻の大根となっている状況です。同店の看板メニューは、きめの細かい亀戸大根を使った「あさり鍋」。他にも大根のステーキや江戸前煮など、亀戸大根づくしのメニューが楽しめます。幻の江戸伝統野菜をぜひともご賞味してみてはいかがでしょう。

そしてもうひとつ、この地の伝統工芸にも触れておきたいところ。亀戸天神の近くには「江戸切子」のショールームがあります。

江戸末期に広まったガラス工芸「江戸切子」は、天保5年(1835年)に加賀屋久兵衛という人物が、江戸大伝馬町で生み出したといわれています。その姿は、まさに手先の器用な日本人が生み出した至高の芸術品。カットは深く、くっきりとしていて華やかなこと、この上ありません。ショールームでは、実際に手に取ってみることも可能。深みのある濃い色がついていて、どっしりと重いタンブラータイプのグラスもあれば、青や赤をあしらった軽やかなワイングラスもあり、用途に応じて使い分けると楽しそう。これから暑くなる季節を迎えるにあたり、江戸切子のぐい飲みもよさそうです。

さて、東京スカイツリーへのアクセスは、「亀戸天神前」バス停から「上26(上野公園行)」のバスに乗り、「押上」もしくは「業平橋駅前」バス停で下車するルートがおすすめです。江戸情緒と藤の花とツリー見物を楽しみたい方は、ぜひ亀戸エリアを散策してみてください。
■亀戸天神
 ホームページ:http://www.kameidotenjin.or.jp/
■亀戸 升本
 ホームページ:http://masumoto.co.jp/
■江戸切子ショールーム(東京カットグラス工業協同組合)
 ホームページ:http://www.edokiriko.or.jp/
 
 
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