その他の番組も充実しています。7月15日(金)まで上映しているプラネタリウム番組をご紹介しましょう。
まずは『さよならスペースシャトル ─ 有翼宇宙船30 年の軌跡─ 』。今からさかのぼること30年前、スペースシャトル『コロンビア』が初の宇宙飛行を達成しました。当時の発射中継を食い入るようにテレビで観ていたという方も多いのではないでしょうか。以来、世界初の再使用型宇宙機として宇宙輸送の最前線で活躍を続け、宇宙飛行に対する世界中の人々の認識を大きく変えてきました。その運用が、ついに今年終了となります。
人類が宇宙飛行を始めてから半世紀。その歴史の半分以上を担い、 130回以上の打上げが行われてきたスペースシャトル。歴代の宇宙飛行士の想いを交えながら、歴史に大きな功績を残した軌跡を感動的な映像で描いた作品です。
もうひとつのプラネタリウム番組は、お子さんから大人までを熱中させる『ONE PIECE』の面々が登場!『ONE PIECE 〜宇宙っておもしれえ!星空島編〜』を現在上映中です。
アニメや漫画にないオリジナルストーリーで展開する同番組。サウザントサニー号で航海を続ける麦わら海賊団は、“星空島”という不思議な島にたどり着きます。この島でルフィやゾロ達を待ち受けている冒険とは? 筆者もまだ観ていないのですが、『ONE PIECE』ファンなら必ず押さえておきたい番組ですよね。博識なニコ・ロビンあたりが星の説明をしてくれたりするのかな(笑)?番組をみてのお楽しみです!
『さよならスペースシャトル』も『ONE PIECE』も、土・日・祝日の上映となります。また、これら番組と、さいたま市の星空を音楽と共に紹介する「今夜の星空解説」がセットになっています。「今夜の星空解説」とプラネタリウム番組、合わせて計50分の投影時間です。
ここで、プラネタリウム以外のコーナーも少しご紹介しましょう。館内は、科学のさまざまな原理を活用して、視覚的に楽しくみせる展示が満載の「ふしぎ広場」、宇宙Q&Aや天文インターネット、国際宇宙ステーションからの中継映像などを楽しめる「ひまわり広場」、宇宙について学べる「宇宙広場」の3つにわかれています。写真は「ふしぎ広場」のボールコースター。運動エネルギーの法則を使った、いわば“ボールのサーカス”です。他にも、実際に触れたりして体験できる装置があります。
宇宙や科学への興味が自然と沸いてくる、さいたま市青少年宇宙科学館。ぜひ訪れてみてください。