男女の縁はもちろんのこと、仕事でもプライベートでも、人との"縁"は生きていくうえでとても大切。いい出会い、いい人間関係を築きたいという方は、縁結びのご利益があるスポットへお参りに出かけましょう。
まずは茨城県笠間市にある常陸出雲大社。"大黒様"として知られる大国主大神(おおくにぬしのみこと)を祀っている神社で、島根県の出雲大社の分社にあたります。大国主大神は、神話の中でもとりわけロマンスが多い神様。また、男女をはじめとしたこの世のすべての縁を結んでいるとして、古くから縁結びの神様として知られてきました。
常陸出雲大社は平成4年に建てられた新しい神社なのですが、縁結びのパワースポットとして広く知れ渡っています。本殿は、島根の出雲大社と同じ「大社造り」。縄文時代の巨木信仰に基づく様式で、おごそかで崇高な雰囲気が漂います。さらに目を引くのが、拝殿に掛けられた重さ約6トンの巨大な注連縄!この注連縄も、縁結びを象徴しているかのようです。
次に紹介したいのが、栃木県は日光にある滝尾(たきのお)神社。そもそも日光は、江戸城の鬼門(北東)の方角に位置し、"江戸の鬼門封じ"を担う絶大なパワースポットとして君臨してきました。そんな日光の中でも、とりわけパワーが強いといわれているのが滝尾神社。山の中を歩き、鳥居や拝殿、本殿に辿りつくと、その神聖な雰囲気に誰もが圧倒されることでしょう。
そして、本殿の脇には「縁結びの笹」。男女が互いに片手の親指と小指だけを使って笹の葉を結べると、その2人は結婚できるという言い伝えがあります。現在は笹の保護のため、葉っぱをとることができなくなっていますが、拝むだけでもご利益があるといわれ、笹の前で手を合わせる人が後を絶ちません。