秋から冬にかけて恋しくなる食べ物といえば、焼きいも。アツアツの焼きいもをパカッと割ったときに現れる、湯気と黄金色の中身…想像しただけでお腹が空いてきますよね。
そんな"いも"の収穫を祝うお祭りが、千葉県香取市の栗源(くりもと)地区で毎年11月の第三日曜日に開催される「栗源のふるさといも祭」です。
この地の特産品は、「紅小町」というサツマイモ。濃厚な味とホクホク感が焼きいもにもピッタリで、近年ではあまり栽培されておらず、幻の品種と呼ばれています。祭りのメインイベント「日本一の焼きいも広場」では、およそ5トンの紅小町を、150ヶ所もの籾がらの山で焼き上げます。約2時間ほどかけてゆっくりと焼かれた焼きいもは、来場者に無料で振る舞われるため、毎年多くの人が集まるというわけです!
焼きいもだけではありませんよ。直径約1.6mの大きな鍋に、大型のクレーンで巨大な"せいろ"を5段重ねにして、いっぺんに500kgものさつまいも(こちらで使われる品種は「ベニアズマ」)を蒸かします。計4回行われてできる蒸かしいもは、全部で約2トン!こちらも無料配布です!
さらに、地域特産の豚肉「房総ポークC」や、地元産の大根やにんじんなどの野菜で作った豚汁約5000食も無料配布!お金を使わずにお腹いっぱいになる…家族みんなで出かけたとしても、限りなくお財布に優しいレジャーとなっています。
その他、会場内に出来る「いも神社」の参道では、新鮮野菜など地元の特産品を買うことができるほか、フリーマーケットやヘリコプター遊覧など、賑やかなイベントも随時行われます。
そうそう、さつまいもといえば「いも掘り」ですが、会場内でも体験することができますよ。「ベニコマチ」と「ベニアズマ」の2種類で、掘りたての新鮮なサツマイモを持ち帰ることができます(こちらは有料です)。
いもの名産地で、いも尽くしの秋の休日をぜひお過ごしください!