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特集記事【2014年5/20日号】

以前、東京に居ながらにして地方の特産品を入手できる、各県のアンテナショップを特集しましたが、今回はその第二弾!

前回の特集時から、さらにアンテナショップは充実度を増しています。特に銀座・東京・有楽町界隈には30軒近くものアンテナショップが勢揃いしていて、半日もあれば10県ほどのアンテナショップをゆっくり回れてしまうほどです。

そんなアンテナショップ戦国時代において、各店とも趣向を凝らしています。そのひとつが、生鮮品の販売です。スーパーマーケットなどのように毎日流通させることは難しいようですが、新鮮でみずみずしい野菜や、地元ならではの珍しい農作物を入荷しているところもあります。

今回は、そんな生鮮品を扱うアンテナショップを中心にご紹介しましょう!

※各店とも、生鮮品の入荷は不定期です。品切れになることも予想されるため、特定の食材をお求めの場合は事前に連絡・確認してお出かけください。
豊かな風土に独自の食文化が花開いた山形県。そんな山形の"おいしい"を詰め込んだアンテナショップが、東京・銀座にある「おいしい山形プラザ」です。

同店では、季節に応じて多種多彩な農作物を産地から取り寄せています。これからの季節は、なんといってもさくらんぼ。

全国一位の生産量で、シェアの7割近くが山形県産です。甘さとツヤが人気のブランド「佐藤錦」などが店頭に並ぶこともあり、今の季節の目玉商品となっています。

他にもラ・フランス、すいか、メロンといった果物から、ビールとよく合う山形特産の「だだ茶豆」、庄内地方特産の「孟宗筍」など、山形ならではの逸品が並ぶことも。もちろん、これら農作物を使用した加工品も充実しています。

さくらんぼを使った、山形ならではの"飯のタネ"といえば「さくらんぼ漬」。旬を迎えたさくらんぼをシソと共に漬け込み、しば漬け風に仕立てたお漬物です。

さくらんぼ特有の甘さと酸っぱさ、シソの香りが三位一体となって口の中に広がりますよ。ご飯に乗せて食べてもいいし、パンにもよく合います。何より、見た目もかわいくオシャレですよね。
さて、同店で新鮮野菜を購入したら、併せて買いたいのが「しょうゆの実」。いわゆる"食べる醤油"といえるご当地調味料で、テレビ番組で紹介されたことにより人気が急上昇。

きゅうりやナスなどの野菜と和えてもよし、ご飯に乗せて食べてもよし。なにより"食べる醤油"なので、卵かけごはんや納豆との相性も抜群です!

地元に根付いた先人の知恵が活きる、山形のグルメ。ぜひ訪ねてみてくださいね。
■おいしい山形プラザ
 ホームページ:http://oishii-yamagata.jp/
東京駅の東側に位置する「青森県特産品センター アンテナショップ東京店」は、新富町駅、宝町駅、八丁堀駅の各駅から徒歩5分のところにあります。首都圏にアンテナショップが林立する前から、この地にオープンしている老舗的存在です。

海の幸、山の幸を使った珍味の数々をはじめ、漬物、菓子、麺類や各種調味料など、青森を象徴する品々が勢揃い。そして何よりも目を引くのが、各県のアンテナショップと差別化を図る意味で並べている生鮮食品の数々です。

桜がゴールデンウィークに咲き、遅めの春が到来する青森において、今の季節は山菜が美味しい季節。

5月に入ってから入荷が本格化し、ワラビやアザミ、タラの芽、山ウド、アクが少ない姫タケノコやコゴミなどが続々と店頭に並びました。

「うるい」や「しどけ」「ボンナ」といった、他ではなかなかお目にかかれない山菜が入荷されることもあり、「今日は何が並んでいるかな?」という楽しみもあります。

毎年6月になると、青森を代表する食材のひとつであるニンニクの入荷も。掘りたて新鮮な生ニンニクはとてもジューシーで、火を通すとホクホクした食感が堪能できますよ。

そして、青森といえばなんといってもリンゴ。リンゴの旬といえば秋から冬にかけてが主ですが、今の季節に旬を迎える"幻のリンゴ"をご存じでしょうか?

「アンビシャス」という名の黄色いリンゴで、この時期には珍しく、果肉がしっかりとしていて酸味は控えめ、甘味は強め。売り切れ必至の人気商品です。

また、魚介類としては活ホタテをはじめとした貝類やカニなどが並ぶことも。新鮮な海の幸、山の幸を買いに出かけましょう!
■青森県特産品センター アンテナショップ東京店
銀座・数寄屋橋交差点近くにある銀座熊本館は、東京から遠方であるにも関わらず、産地から届いた生鮮品がズラリと並ぶアンテナショップとして人気を博してます。

時期によって入荷される野菜は異なりますが、きゅうりやスナップえんどう、アスパラガス、小松菜、なす、にんじん、ごぼう、じゃがいもといったおなじみの野菜をはじめ、熊本ならではの新鮮野菜が並ぶこともあります。

水俣・芦北地方独特の温暖多雨な気候のもとで育ったサラダたまねぎ「サラたまちゃん」は、今が旬。スライスしてそのまま食べられるみずみずしさとほのかな甘さが特長です。

近年、静かなブームを呼んでいる「塩トマト」も熊本の特産品。

土壌の塩分濃度が高い地域で栽培されるため、一般的なフルーツトマトの甘みと歯ごたえを供えつつ、トマトならではの酸味も活きた逸品です。

トマト好きな方はもちろん、トマトが苦手な方もフルーツ感覚で食べられるとあって、一般的なトマトよりも少々お値段が張るものの、人気を集めています。

そして、熊本の温暖な気候のもとで育つフルーツ類。冬から春に旬を迎える「不知火(しらぬい)」という柑橘類をご存じですか?

この「不知火」が糖度13度を超え、クエン酸1%以下になったときの名称は「デコポン」。大きくて皮がゴツゴツしていますが実は剥きやすく、酸味よりも甘みが引き立ってなんとも美味です!同じく熊本特産の大きな柑橘類「晩白柚(ばんぺいゆ)」が並ぶこともあります。

ぜひ、銀座のど真ん中で新鮮な野菜を手に入れてください。その他、馬刺しやからしれんこん、チーズのような食感が味わえる豆腐の味噌漬けなど、お酒の肴やご飯のおともにぴったりの特産品もズラリと並んでいますよ!
■銀座熊本館
 ホームページ:http://www.kumamotokan.or.jp/
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